「家の屋根をガルバリウム鋼板にしたいが、暑いのではないか?」
「ガルバリウム鋼板屋根の家に住んでいるが、屋根のせいで暑い気がする」
今や日本の屋根材シェアNo.1の金属材であるガルバリウム鋼板。
人気がある一方で、暑さに対する不安や悩みを抱えている人も多いようです。
ガルバリウム鋼板屋根の暑さを防ぐポイントを知れば、対策ができます。
この記事で具体的に解説しているので、ご覧ください。
「家の屋根をガルバリウム鋼板にしたいが、暑いのではないか?」
「ガルバリウム鋼板屋根の家に住んでいるが、屋根のせいで暑い気がする」
今や日本の屋根材シェアNo.1の金属材であるガルバリウム鋼板。
人気がある一方で、暑さに対する不安や悩みを抱えている人も多いようです。
ガルバリウム鋼板屋根の暑さを防ぐポイントを知れば、対策ができます。
この記事で具体的に解説しているので、ご覧ください。
結論から言うと、ガルバリウム鋼板屋根はけっして暑くないです!
ただし、適切な製品を、きちんと施工した場合は暑くないということです。
ガルバリウム鋼板屋根の構成を理解すると、暑くない理由が分かります。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛合金でメッキされた、耐久性の高い鋼板です。
金属なので、熱を通しやすい性質があります。
お湯を沸かした鍋の外側が熱いのと一緒です。
建材として使う場合は「遮熱性」と「断熱性」を加える必要があります。
遮熱性とは、反射板が光をはね返すように、太陽光による熱をさえぎる性質です。
最近のガルバリウム鋼板屋根は、遮熱塗装を施した製品が増えています。
遮熱塗装を施した鋼板に太陽光を当てる実験では、裏面温度が通常鋼板より約12~15℃低くなっています。
ただし、遮熱性だけでは不十分なため、ガルバリウム鋼板には断熱性の確保も重要です。
断熱性とは、内外の熱を伝わりにくくする性質です。
断熱材を使うことで断熱性を確保できます。
断熱材とは、エアコンで調節した室温が外気温に影響されるのを防いだり、夏の暑さや冬の寒さが屋内に入ったりするのを防止する素材です。
ガルバリウム鋼板屋根には、裏側に硬質ウレタンフォームなどの断熱材がセットされている製品があります。
真夏の昼間に断熱材無しの金属屋根と比較して、屋根下地の裏面温度が約25℃低くなるとも言われています。
普通の塗料も遮熱塗料も、白やシルバーなど、明るい色ほど遮熱性が高いです。
一方で、明るい色はまぶしくて近隣の迷惑となったり、汚れやすくなったりするなどのデメリットもあります。
色を選ぶ際には、メーカーのカタログなどで遮熱性の数値を比較しましょう。
すでにお住まいのガルバリウム鋼板屋根の家が暑くても、「遮熱」「断熱」リフォームは可能です!
遮熱や断熱リフォームをする手順を詳しく解説していきます。
暑さの原因は5つ考えられます。
屋根とは別の原因で暑い場合は、窓が大きい、吹き抜けがある、間取りの問題などが考えられます。
専門家でないと原因の判断は難しいので、経験豊富な業者に調査を頼みましょう。
遮熱塗装がされていなかったり、経年劣化で遮熱性が低下したりした場合は遮熱塗装が有効です。
色の濃さが問題の場合は白に近い色を使うと良いでしょう。
断熱性が足りない場合は、断熱材を加える方法があります。
屋根の塗料や経年劣化が原因で暑い場合、遮熱塗料で塗り直すことで2~3℃の室温低下が期待できます。
また、明るい色を選ぶほど、遮熱性が高くなります。
なお、一般的に利用する「シリコン系遮熱塗料」の耐用年数は8~15年です。
遮熱塗装されていた屋根でも、築10年を超えたら、再塗装が必要になります。
定期的に点検を行うことが大切です。
屋根材を剥がすことなく、比較的手軽なリフォームで断熱するには、2つの方法があります。
「屋根裏断熱」と「天井断熱」です。
屋根裏断熱は、屋根の下地板の裏側に断熱材を施工する方法です。
天井断熱は、天井の裏側(屋根裏側)に断熱材を施工します。
ロフトや収納で天井裏を利用している場合や、屋根の傾斜を見せるデザインには使えません。
いずれの断熱法も、熱せられた空気を屋外に逃がすために通気や換気の確保が不可欠です。
信頼できる専門家に相談しましょう。
ガルバリウム鋼板屋根は、遮熱と断熱の対策がされていれば暑くはありません。
自宅が暑い場合は、遮熱と断熱が不十分な可能性があります。
遮熱塗装や屋根裏断熱、天井断熱を施すことで、快適な住宅にできます。
性能の高い屋根材や遮熱塗料も、正しく施工されないと効果を発揮できません。
また、年月による劣化を見逃さないことも大事です。
暑さが気になるのなら、実績豊富な業者による点検と対策をおすすめします。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法を知りたいなら「ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリー?必要なメンテナンスと注意点を解説」もチェックしてみましょう。