雨風から外壁を保護し、隣家の火事からの延焼を防止してくれる軒天(のきてん)。
目の届きにくい場所ですが、軒天の劣化をそのままにしておくと、建物自体の劣化を早めてしまう恐れがあります。
しかし、軒天をどのように補修・施工すればいいか、わからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、軒天の補修や施工方法について解説します。
具体的には、以下の内容を解説します。
軒天の修理・施工方法
修理の費用相場
修理・施工が必要となる軒天の劣化状態
軒天の適切な修理時期、施工方法を知ることで、メンテナンス費用を抑えながら建物の寿命を延ばすことができるでしょう。
【画像挿入「費用5」】
経年劣化や雨風などの影響により、軒天は劣化します。
軒天の劣化を放置してしまうと、建物の老朽化を早めてしまう恐れがあるため、適切な修理・施工が必要です。
以下では、軒天の修理・施工方法と費用相場について解説します。
軒天の傷みが軽微な場合は、塗装による修理を行います。
費用相場:10~20万
施工手順は以下のようになります。
既存の塗膜を研磨紙で取り除く
吸い込み止めの塗布(木材以外の軒天の場合)
塗装(2回)
塗装することで、見た目だけでなく、耐火性や防水効果が高まるでしょう。
軒天の傷みが進んだ場合、既存の軒天の上から新たな軒天を被せる「重ね張り」を行います。
重ね張りは、既存の軒天を撤去しなくてもいいので、撤去費用や工期を抑えられるメリットがあります。
費用相場:15~20万円
施工手順は以下のようになります。
新しい軒天を寸法に合わせてカット
既存の軒天の上に重ねて張り付ける
外壁の色に合わせて塗装
重ね張りに使用する軒天は、耐水性と耐火性を兼ね備えたケイカル板がおすすめです。
ただし、重ね張りは既存の軒天や下地となる野縁(のぶち)の状態が良くないと施工できません。
軒天の傷みが激しい場合は、既存の軒天を撤去して、新しい軒天に張り替えます。
費用相場:20~25万円
施工手順は以下のようになります。
既存の軒天を撤去
新しい軒天を寸法に合わせてカット
タッカーで軒天を張り付ける
外壁の色に合わせて塗装
軒天を張り替える場合も、耐火性と防水性を兼ね備えたケイカル板がおすすめです。
下地となる野縁が腐食している場合は、野縁も補修しなければなりません。
では、軒天がどのような状態になったときに修理・施工が必要になるのでしょうか。
軒天の劣化状態に合わせた修理工事をご説明します。
経年劣化やアスファルトからの照り返しなどにより、塗装の色あせが生じます。
汚れの原因は、つばめの巣や雨風などです。
修理の必要はありませんが、見た目が気になる場合は、掃除または塗装工事を行いましょう。
剥がれは、ベニヤ板の軒天によく見られる症状です。
軒天が剥がれてくると、見た目だけでなく、軒天としての性能を発揮できなくなります。
雨漏りや湿気、結露などが原因となり、シミやカビなどの症状が発生します。
シミやカビが発生した場合、外から見えない部分が雨漏りしている可能性があります。
シミやカビを発見したら、早急に業者に連絡し、修理を依頼しましょう。
軒天の劣化状態によっては、張り替え工事になる可能性もあります。軒天が劣化すると、見た目が悪くなるだけでなく、十分な性能を発揮できなくなってしまいます。
劣化の状態に合わせて、早めに修理を行いましょう。
また、劣化した状態を放置していると、建物自体の老朽化を早めてしまい、修理費用や工期が大幅に変わってしまいます。
目の届かない場所だからこそ、業者から軒天の状態を点検してもらい、性能を維持できるように定期的なメンテナンスを行いましょう。
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