「屋根の塗装をしたいけど、アスベストが含まれている屋根は塗装できるの?」
こういった疑問を持っている人も多いでしょう。
「アスベスト」といえば体に悪影響のあるものとして知られています。
耐久性が高く安価なものなので、一般住宅のスレート屋根にも使用されていたのです。
アスベスト屋根の工事にあたって不安なこともあるでしょう。
この記事は下記のような疑問や不安を解決する内容になっています。
アスベストの屋根の工事が不安
危険が少ない工事方法を知りたい
自宅の屋根がアスベスト屋根かを見分けたい
この記事を最後まで読むことでアスベストへの理解が深まり「安全な施工方法」を見つけられるでしょう。
なお、アスベストの危険性について詳しく知りたい場合は厚生労働省のホームページをご覧ください。
アスベストを含む屋根の塗装は可能です。
しかし、危険性もあるので、注意すべき点を覚えておきましょう。
アスベストの屋根の塗装が危険と言われる原因は「高圧洗浄」にあります。
高圧洗浄機から噴出される水の威力は強く、スレート屋根の表面を削ってしまう程です。
スレート屋根などは劣化が進むと表面がもろくなり、風でアスベストが飛散する危険があります。
このため、アスベストが飛散しないように固めてしまう手法が存在します。
事前にアスベストの飛散防止用の塗料を塗って固めてしまう方法です。
しかし、万全とは言い切れず、高圧洗浄をすれば飛散する危険性があります。
また、塗装は約10年で劣化してくるため、屋根が破損すればアスベストが飛散する危険性はあります。
アスベストの塗装工事には、少なからず危険があると覚えておきましょう。
塗装以外の工事方法を提案します。
既存の屋根の上に施工する「カバー工法」
既存の屋根材を撤退する「葺き替え」
塗装以外でアスベストの飛散を抑えられる方法として上記の2つがあります。
屋根や下地の劣化状態に合わせて、既存の屋根の上に新しい屋根を葺く(覆う)工法です。
屋根の下地が弱い場合はベニヤ板などで補強します。
既存の屋根はそのままなので、アスベスト飛散が少ない特徴があります。既存の屋根の劣化がひどい場合に、屋根材を撤去して新しい屋根を葺く工法です。
葺き替えは、既存の屋根を撤去する際にアスベストが飛散します。
ただし、アスベストの屋根を葺き替えする場合は解体前にアスベスト除去作業を行ないます。
これにより、解体によるアスベストの飛散を防止できます。
工事を行う前には、自宅に使われている屋根にアスベストが含まれているかを調べる必要があります。ここで紹介する方法は下記の3つです。
屋根材の設計図を確認する
2004年以降に製造された屋根材かどうか確認する
専門業者に調査してもらう
順に説明します。
自宅の設計図を確認しましょう。
新築で建てたのであれば、図面にて屋根の「使用材」を確認できます。
中古物件を購入した人で設計図がない場合は、不動産会社に確認する必要があります。
2004年以降に製造された屋根材には「アスベスト」は含まれていません。
注意すべきは2004年頃に家を建てた場合です。
アスベストが含まれた屋根材が「在庫」で残っており、使用されている可能性があります。屋根材を見分けるには、専門家に調査してもらうのが一番安心です。
できれば信頼できる専門業者が望ましいでしょう。
屋根のアスベストを調査できる専門業者には以下があります。
屋根専門業者(板金・瓦)
地元の工務店
家を建てたハウスメーカー
上記に当てはまる場合でも「アスベストは危険だ」と不安を煽って多額の請求をしてくる悪徳業者には注意してください。
悪徳業者を防ぐために、怪しいと思ったら他の業者にも同じ条件で調査を依頼してみるとよいでしょう。
リスクを考えると、屋根材を新しくする「葺き替え」が安全と言えるでしょう。
塗装工事ではアスベストの「飛散」を完全に抑えることは難しいです。
近所にアスベストが飛散する
作業員の体に負担がかかる
最終的にはアスベスト除去工事が必要になる
上記のように塗装より交換の方がリスクは低いです。
とはいえ、「費用を確認してから考えたい」という人も多いでしょう。
自分で判断するのは難しいですので、まずは専門家に相談してみましょう。
アスベストの飛散を防止するカバー工法の費用相場は、
「屋根カバー工法の費用相場を工程・材料別で確認して安く済ませよう!」
でチェックしてみてください。
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