「テラスやウッドデッキをルーバー屋根で覆えば便利かも」
「でも、建築面積が増えたりして法律的な問題はないの?」
そんな疑問にお答えします。
ルーバーとは、細長い羽板を並べた構造を指します。
しかし良いことづくめではありません。
設置したものの、意外な手間や問題が発覚することもあります。
この記事ではルーバー屋根について、以下の具体的な情報をお伝えします。
ルーバー屋根のメリットやデメリット
ルーバー屋根でなければできないこと
どんな人にオススメなのか
ルーバー屋根は建築面積や延床面積へどう影響するのか
建築面積や延床面積が増えるとどんなリスクがあるのか
ルーバー屋根についてのイメージや知識を手に入れて、快適な生活を実現しましょう。
なお、ご自宅の雨漏りが心配な方は「雨漏り対策で知っておきたいコツ」もご覧ください。
ルーバー屋根の特徴は、その多機能さにあります。
テラスに使えば、便利で多目的なスペースとして利用できるでしょう。
せっかくテラスを作ったのに雨の日に使えない、かといって屋根で塞いで圧迫感を出したくない。
こんな悩みを持ったことはありませんか?
塞ぐ機能と開放する機能を両立できるのが、ルーバー屋根の特徴です。
しかし、多機能ゆえのデメリットもあります。
具体的なメリットとデメリットを知って、自分のライフスタイルと相性が良いのかを知る参考にしてください。
ルーバー屋根には3つのメリットがあります。
羽板を閉めれば雨除けも可能
羽板のスキマが圧迫感を軽減
日差しが強くても弱くても快適
ルーバーの特徴である、羽板の角度調整によって雨除けが可能です。
完全に閉鎖すれば、雨の中でも洗濯物を干せる場合があります。
完全に覆ってしまう屋根とは違い、羽板の角度調整でスキマを作ることができます。
空が見える開放感やデザイン性の向上も期待できるでしょう。
ルーバー屋根はデメリットも持ち合わせています。
実際に導入する前に確認しましょう。
開閉機能があるために、ルーバー屋根はやや高価です。
価格を安くしたいのであればルーバー屋根は向いていません。
ルーバー屋根は、外壁から1m以内で柱や壁を持たない場合は建築面積に入りません。
建築面積に含まれない場合は登記上の建物の面積が変わらないことになり、法律違反が防げます。
また税金に関わってくる延床面積については、ルーバーという構造上、含まれない可能性があります。
延床面積は、建築基準法に基づいて「雨覆いとしての効用を果たすもの」で覆われた敷地を含めるのが一般的で、ルーバー屋根は解放的な形のため雨覆いに該当しない可能性があります。
しかし、覆いの下部の使用目的によっては延床面積に含まれる場合もあります。
解釈の違いによって変わるため、お住まいの自治体に相談してみましょう。
建築面積や延床面積が変わる場合、状況によっては違法建築となることもあります。予備知識として、建築面積と延床面積の2つについて確認しておきましょう。
建築面積とは、建物自体の面積です。
建築面積として使えるスペースは敷地の中で限られているため、ルーバー屋根で幅を取ってしまうと居住スペースを狭くしなくてはいけなくなる可能性があります。
敷地の面積全体に対する建築面積の割合を「建ぺい率(けんぺいりつ)」と言い、法律で上限が決められています。
建物の密度調整のための制度ですが、この上限を破ってしまうと以下のトラブルが起こります。
違法建築とみなされて取り壊しを迫られる
住宅の売却価格が下がる
延床面積とは、床面積の合計です。
ルーバー屋根を設置したことで延床面積が広くなると、固定資産税が高くなることがあります。
固定資産税は継続して支払い続けるもので、節約志向の人にとっては痛手となるでしょう。
ルーバー屋根で覆ったテラスが延床面積に含まれるかどうかは、屋根下のスペースの利用目的によっても変わってくるものです。
解釈が分かれるところなので、自治体へ確認しておきましょう。ルーバー屋根は非常に多機能です。
ルーバー屋根1つでテラスに採光、雨除け、調光の機能を持たせることができます。
雨天でも洗濯物を外に干したい、でもテラスに解放感が欲しいという相反する要求を満たせるのがルーバー屋根です。
一般的に高価であり、掃除の手間もかかりますが、テラスを最大限活用したい人には嬉しい機能が備わっていると言えるでしょう。
ただし、建築面積や延床面積に含まれるかどうかの注意が必要です。
知らないうちに法律違反や税金の増額といった事態を招く可能性があるので、設置の際は自治体への相談をオススメします。
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