「我が家の屋根にはアスベストが含まれているようだ」
「そろそろ葺き替えの時期だけれど、アスベスト対策はどうしたら……」
アスベスト含有の屋根は、日本では2004年まで製造、流通していました。
我が家の屋根にアスベストが使われているのか、そしてアスベストが含まれている屋根の撤去費用はどの程度になのか、心配な方も多いかと思います。
そこで、この記事では下記を紹介していきます。
どうぞ最後まで読んで、モヤモヤの残らない屋根工事をしてください。
アスベストが含まれている屋根材を撤去する場合は、アスベストを扱うことのできる施工業者に発注しなくてはいけません。
合計すると、アスベストを含む屋根の撤去費用は、一般的な大きさの住宅で約50~100万円となるでしょう。
アスベスト(石綿)が健康被害をおこすことが発覚し、2004年に大きく規制が行われましたが、それ以前には多くの屋根材にアスベストが含まれていました。
屋根材の種類では、スレート(カラーベストやコロニアル)、セメント瓦(粘土でできた和瓦以外の瓦)の場合、アスベストを含んでいることがあります。金属瓦や和瓦の場合は、アスベストは含まれていません。
以上のことから、2004年以前に建てられた住宅で、屋根材がスレートやセメント瓦の場合は、屋根材にアスベストが含まれている可能性があります。
屋根材のメーカーや品番などの製品情報がわかれば、国土交通省のサイトや、日本石綿協会、ロックウール工業会、石膏ボード工業会のサイトで、アスベスト含有かどうかを調べることができます。
アスベストが含まれた屋根の除去をする際には、指定の講習を修了した「石綿作業主任者」をおくことが求められています。また、工事の計画書など特別な書類の用意も必要です。
アスベストが含まれている屋根材でも、普通に屋根材が屋根にのっている状態では、屋根材の中に閉じ込められており、際限なく飛散することはありません。
健康被害が大きく取りざたされたのは、吹付け材として使用されたアスベストのことです。
しかし、アスベスト含有の屋根を解体するとなると、危険性が増します。
アスベストを含んだ粉塵をできるだけ飛散させないように、水を散布しながら、手作業で行わなくてはいけません。
施主はもちろん、近隣にも迷惑が及ばないよう、養生も徹底的に行います。
撤去後の廃棄も、アスベスト含有廃棄物として、適切に処理される必要があります。
以上のことから、アスベストを含む屋根の撤去工事は、普通の屋根の撤去工事よりもお金がかかるのです。
アスベストを含む屋根の撤去工事は資格やノウハウが必要であり、屋根工事のなかでも特殊な工事です。そのため、費用にもばらつきがでやすい傾向があります。
有害物質であるアスベストを適正に処理するための費用は必要ですが、見積もり金額があまりに高すぎたり、逆に低すぎたりするのも問題です。
複数の工務店に相見積もりを出してもらうのがいいでしょう。
工事の工程がわかる見積もりを出してもらって、必要な工事がどのように行われるのかを担当者に説明してもらうようにしましょう。
屋根のリフォーム費用を知りたい場合は「屋根リフォーム費用を工程・材料ごとにチェック!安くする方法も注目」もチェックしてみてください。価格の目安が確認できます。
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