街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎でおすまいの塗装にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）

ケレンとは？
塗装の時の作業のひとつなのですが、ケレンとは一体どんな作業でどんな目的がある作業なのでしょうか？

ケレンは仕上がりに大きく影響する重要な作業です。
このケレンをしっかりと行うことによって、美しく、耐久力のある良い仕上がりを作り出すことが出来るのです。

では、このケレンについて、どんな目的でどのように行うのか見てみましょう。

ケレンとは？

ケレンとは、「clean」がその呼び方の由来だと言われています。

その名前の通り、塗装面をきれいにすることが目的です。
具体的には、塗装面の古い塗膜やサビなどを取り除く作業を指します。
また、塗料をよりよく付着させるために塗装面をわざとキズを付ける目粗しという作業もケレンと呼ばれます。

ネイルをする方はアレ？っと思ったかもしれません。
サンディングという作業で爪の表面を少し傷つける作業があります。
指の上とお住まいの屋根や壁の塗装で、全く同じようなことをしていますね！

どのようにするのか

その後は、ヘラなどの工具で削り取ったり、やすりで磨いたり・・・
状態や場所に応じて、残った不要物を取り除いていきます。

これらの汚れや不要物が残っていると、新しく塗った塗料が上手くつかず剥がれ落ちやすくなってしまいます。
そうならないために、余計なものをしっかりと取り除き、下地を作ります。

とはいえ、平坦すぎる下地の場合は、前述の通り、目粗しという工程で、わざと傷をつけます。
そうすることで、塗料がその傷に入り込むことにより密着性を高めることができます（アンカー効果）。

何のためにするのか

ケレンは、塗装面をきれいにし、新しい塗料との密着性を上げるための作業になります。

ケレンをしないとどんな状態？

塗装面が整っていない

コケ・サビ・古い塗膜・・・といったものが塗装面に残った状態ですと、塗装後も表面が荒れた状態になってしまいます。
塗膜自体がそこまで分厚いものではありませんので、コケ・サビ・古い塗膜などの異物の上から塗ったところでデコボコとした仕上がりになります。

そのような仕上がりでは残念な気持ちになってしまいますよね・・・（涙）
ケレンをしてしっかりと塗装面を整えます。

塗膜が剥がれやすい

汚れやサビなどが残った状態では、劣化したものの上からの塗装となってしまうので、その分下地の劣化が早まります。
そうなると、その劣化した部分から塗膜が剥がれ落ちるため長持ちしない塗装になります。
密着性をグンと上げることで、その塗膜を頑丈に長持ちさせることが出来ます。

ケレンは美しい仕上がりの重要工程

このように、ケレンはただ下地を作るだけだと思ったら大間違いです。
その下地を作るという作業が、美しい仕上がりと長持ちさせることのポイントなのです。

ひとつ前のコラムでお話しした、下塗りが大事だという話とちょっと近いですね。

冒頭のネイルに続いて・・・化粧をする機会の少ない男性にはちょっとイメージしにくいかもしれませんが、お化粧と似たようなもので、いくらいいファンデーションを塗ったとしても、お肌が荒れていたり、下地をきちんと塗らないと、お化粧崩れしやすくなってしまうのに似てるなぁと思ってしまいました。
今は男性もメイクでお肌を美しくする時代ですので、男性の方も参考にしてみてください♪

ケレンで表面を整え、下塗りで更にしっかりとした下地作りをしてから中塗り・上塗りをすることで見た目も耐久力もある塗装ができるんですね。

まとめ

このように、あまり聞きなれない言葉の「ケレン」ですが、非常に塗装の下準備として重要な工程だということが分かりました。
ケレン作業なく「上から塗っちゃいますね～」「サビも塗料で塗ったら大丈夫ですよ～」という雑な作業をしようとするのは、お勧めできる施工方法ではありません。
作業工程が少なく、短期間で安く済むなら～と、この工程を省くのはやめましょう。
費用を抑えるために過度の工事を防ぐための工程の見直しは大事ですが、ケレンを省略することは、結果的に長持ちせず、短期間で再塗装が必要になってしまう可能性が高くなるでしょう。

こういった細かな作業を丁寧にすることがお住まいを長持ちさせるためには大切な工程です。
大事なお住まいのメンテナンスです。
私たち街の屋根やさん宮崎店は、屋根塗装だけでなく外壁塗装なども行っております。
何かお住まいで気になるところがありましたらお気軽にお声かけください。

正直なところ、「家の点検っていつしたらいいの？」と分からない方も多いと思います。

大切なお住まいです。
分からないからと、壊れるまでほおっておくのではなく、定期点検をしつつ、大きな破損の前にメンテナンスをすることで最終的な出費を抑え長くお住まいいただけるのを願っております。