「軒天を木目にしたいけど、デメリットってあるのかな?」
「軒天選びで失敗したくない……」
注文住宅の外観を考えるときに、こう思っている方も少なくないでしょう。
木目の軒天はおしゃれですが、デメリットがあることも事実です。
この記事では大きく次の2つについて解説します。
上記を把握することで、マイホームの軒天選びで失敗する可能性を下げられるはずです。
木目の軒天には、次の3つのデメリットが存在します。
以下で、それぞれについて詳細に解説します。
木目の建築資材は、ほかの素材と比べて平方メートルあたり5,000〜7,000円ほど値段が高いです。
多くの工務店やハウスメーカーではオプションになっており、追加費用が必要になります。
建築資材の種類 | 値段 |
パルプ繊維混入セメント板 (木目調以外) | 平方メートルあたり2,000円前後 |
パルプ繊維混入セメント板 (木目調) | 平方メートルあたり3,000円前後 |
レッドシダー羽目板 | 平方メートルあたり5,000〜9,000円前後 |
仮に軒天を40平方メートルとした場合、木目にすると約20万円の追加費用が発生します。
決して小さな金額ではないので、あらかじめ軒天の広さからおおよその費用の目安を計算しておくと安心です。
本物の木にした場合、セメント板などと比べて経年劣化が早くなりメンテナンスが必要です。
強度や外観を保つためにも、定期的に塗装しなくてはいけません。
直接的に風雨や日光に晒されるわけではない分、外壁や屋根よりは経年劣化の進行は緩やかです。
ただ、劣化しないわけではないので、こまめにメンテナンスしてあげましょう。
本物の木にすると、建築資材によっては軒天が燃えやすくなり防火性能が低下する可能性もあります。
軒天には、火災が発生したときに屋根に燃え広がるまでの時間を稼ぐ役割もあります。
軒天の防火性能が低下すると屋根も燃えやすくなり、万が一のときの被害が拡大しやすいのです。
軒天を木目にする際の注意点は、次の3つです。
それぞれについて、以下で説明します。
軒天を下から見上げると影になるため、明るい場所で選んだときと比べてワントーン暗く見えます。
せっかく外壁に合わせて選んだのに思っていたのと違った、となってしまうこともあります。
良いなと思った色より1段階ほど明るい色の資材を選ぶようにすると、イメージ通りになりやすいです。
軒天は、蜘蛛の巣や砂ほこりなどの白っぽい汚れがつきやすい場所です。
軒天の色が濃いと、対比で汚れが目立ってしまいます。
こまめに掃除したりあえて明るい色を選んだりして、軒天が汚く見えないようしてあげましょう。
建築基準法で外装を防火構造にすることが規定されている地域では、無垢材は使用できないこともあります。
無垢材とは、無加工の天然木素材のことです。
味のある柔らかい雰囲気に仕上げられる無垢材ですが、耐火性能は低めです。
無垢材を軒天に使いたい場合は、ハウスメーカーや工務店に利用が可能かどうかを確認しましょう。
軒天を木目にすることで、アクセントになり家の外観をおしゃれにできます。
しかしデメリット・注意点も存在するため、勢いで決めると後悔しかねません。
費用やメンテナンスなどについて把握した上で、ニーズにあった軒天を選びましょう。
軒天の工事費用を詳しく知りたい場合は「軒天の役割と交換費用を紹介!平方メートル単価も解説」もご覧ください。
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