「軒天の一部が台風でめくれてしまった!」
「軒天に穴が開いているけどどうしたらいい?」
軒は住宅に雨が直接かからないよう、傘の役割をしています。その裏天井の軒天が破損したとなれば大変です。
いきなりそこから家のなかに雨漏りするわけではありませんが、放置すると、外壁や屋根内部に雨がまわって最終的に雨漏りを引き起こすことも考えられます。
鳥や動物、ハチなどが入って住みかにしてしまうことがあれば、衛生的ではありません。
この記事では以下のことを解説していきます。
どうぞ最後まで読んで軒天の修理にお役立てください。
壁を雨や直射日光から守る軒、裏天井にあたる軒天は屋根と外壁の接合部です。
軒天が劣化してしまった場合は、ダメージの具合によって塗装か補修、交換となります。
軒天の塗装は変色やカビ、劣化が見られる場合に行われます。
下地処理をして耐水性、防カビなどの効果がある塗料で塗装します。
軒天の補修は、既存の軒天の上から新しい不燃材の材料をかぶせるカバー工法と、軒天全体を新しい部材に張替える工法があります。
一般的な住宅の軒天はだいたい35cm程度となり、家全体で30平方メートル程度ですから、下記のような金額となります。
それぞれ、足場費用は約15万円と考えておくといいでしょう。
軒天には下記の素材がよく用いられます。それぞれの金額と特徴を整理しました。
| 価格 | 特徴 | 備考 |
ベニヤ板 | 約5,000円 | 軽量、化粧シートを貼ってデザイン性を高められる、耐久性、耐火性が低い | 近年ではあまり使用されない |
ケイカル板 | 約8,000円 | 軽量、耐久性、耐火性に優れている 不燃材として認定されている | 珪藻土や消石灰を原料とする 以前はアスベストが含まれているものがあった |
スラグ石膏板 | 約8,000円 | 耐火性に優れている 不燃材として認定されている | 鉄鉱石を精製する際の副産物と再生石膏を原料とする エクセルボードとも呼ばれる |
ガルバリウム鋼板 | 約9,000円 | 軽量でデザイン性が高い 金属なので、耐久性、耐火性に非常に優れている | 錆が発生すると耐久性や美観が損なわれるので15年程度で塗装が必要になる |
ケイカル板やスラグ石膏板の場合、軒天には細かな穴のあいた有孔ボードが用いられることもあります。
軒天から棟や破風の通気口への空気の流れを確保することで、屋根内部の劣化を抑えることができます。
しかし、有孔タイプは耐火性能が落ちるため、準耐火構造、耐火構造の建物に使うことはできません。
軒天は火事の際、燃えてしまうとあっという間に屋根裏まで火が回って屋根が焼け落ちてしまい、延焼を加速させてしまう部分です。
ですから、居住地域が住宅に求める耐火性をリフォーム時にチェックして、軒天にどんなボードを使うことができるか知っておきましょう。
軒天の修理には火災保険が利用できる場合があります。
経年劣化での破損では利用できませんが、台風や暴風などで風災と認定されると、工事費用が支払われます。
もし、台風など自然災害のあとに軒天が破損したなら、保険会社に確認してみましょう。
火災保険は、業者に見積もりをとったあと、施主が直接保険会社に申請する必要があります。
そういった火災保険での工事プロセスに慣れている業者を選ぶことをおすすめします。
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