「ガルバリウム鋼板の屋根をスレート屋根へ葺き替えたい」
「洋風で雰囲気のいいスレート屋根に変更したい」
自宅の屋根にそんな夢をお持ちの方もいるかもしれません。
スレートは日本で一番普及している屋根材ですが、ガルバリウム鋼板の屋根から葺き替えるには注意が必要な場合もあります。
この記事では以下のことを解説します。
参考にしていただき、ご自身の理想にぴったりの屋根に葺き替えてください。
ガルバリウム鋼板からスレート屋根への葺き替えに必要な費用単価は以下のとおりです。
これらを総合すると、平均的な30坪程度の大きさの住宅で、約60~130万円の工事となるでしょう。
コンパネ板の敷設の項目は、ガルバリウム鋼板の屋根が傷んで雨漏りしていた場合、屋根の下地から撤去して、新設する必要があるからです。
雨漏りなど屋根の傷みが深刻でない場合は、既存のガルバリウム鋼板屋根の上にコンパネ板を敷設して、新しいスレート屋根でカバーするカバー工法での工事も検討できます。
その場合は、既存のガルバリウム鋼板屋根の撤去費用が必要なくなり、総額から20万円程度費用をマイナスすることができるでしょう。
ガルバリウム鋼板屋根からスレート屋根への葺き替えで、必ずチェックしたいのが、葺き替えによる屋根の重量の増加に、建物が耐えられるかという点です。
スレートは1平方メートルあたり約20kg。
1平方メートルあたり60kgもある和瓦屋根と比較すると軽量な屋根材です。
しかし、ガルバリウム鋼板など金属屋根は1平方メートルあたり約5kgと非常に軽いのが特徴。
スレート屋根はガルバリウム鋼板屋根の4倍重さがあるのです。
リフォームの際は建物の構造計算をしてもらい、家が新設する屋根を支えられるかチェックしましょう。
また、軽い屋根ほど耐震性能が高いもの。
以前より屋根が重くなるぶん、耐震性に対してもアドバイスを求めたほうがよいでしょう。
スレート屋根は、防水性能を保ちスレートを保護するために、7~8年に一度の塗装が必要です。
足場を組んでの塗装工事には、毎回50~80万円程度の費用がかかります。
屋根材自体の寿命は20年程度と、30年程度の寿命があるガルバリウム鋼板よりも短いです。
メンテナンスには、既存のガルバリウム鋼板屋根のときよりも費用がかかることを覚えておきましょう。
ガルバリウム鋼板からスレートへの屋根材変更は、やや珍しいパターンといえるでしょう。
メリットとデメリットをしっかり理解して工事を行いましょう。
費用を抑えて工事をするのなら、ガルバリウム鋼板の上にスレート屋根のカバー工法で仕上げるのが最も安上がりといえます。
しかし、同時に最も屋根の重量が重くなる工事パターンですので、構造計算と耐震性能の面で問題がないか、必ずプロにアドバイスを求めましょう。
屋根のリフォーム費用を知りたい場合は「屋根リフォーム費用を工程・材料ごとにチェック!安くする方法も注目」もチェックしてみてください。価格の目安が確認できます。
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