「屋根リフォームはどんなものがある?」
「施工の流れや押さえるポイントは?」
リフォームにあたり、こういった疑問を持つ人は多いでしょう。
屋根リフォームの方法には塗装、カバー工法、葺き替えの3つがあり、それぞれに施工の流れや押さえるべきポイントがあります。
この記事では、具体的な施工の流れと、リフォームに役立つポイントについて解説します。
読むと、施工の流れがわかりポイントを押さえたリフォームができるでしょう。
ここでは「塗装」「カバー工法」「葺き替え」について、具体的な施工の流れを説明します。
塗装は既存屋根に塗材を塗る方法で、塗膜防水、シート防水、金属葺きといったほとんどの屋根に採用できるリフォーム方法です。
塗装の施工の流れは下記となります。
塗装は既存屋根の劣化状態に応じた下地処理が必要です。
既存屋根に「めくれや剥がれ」などが多く、劣化状態が悪いと下地補修に思わぬ費用がかかるケースがあります。
既存状態が悪い場合は、調査結果をふまえて事前に補修費用を確認すると良いでしょう。
カバー工法は既存屋根を撤去せずに新しい屋根をかぶせる方法です。
費用が安く工期も短いため、屋根リフォームで人気の高い方法です。
施工の流れは下記です。
カバー工法は、既存屋根の劣化状態が悪いと採用できないケースがあります。
そのため、既存屋根に変形や破損・剥がれが生じるまえにリフォームを行うことがポイントです。
葺き替えは既存屋根を撤去して新たに屋根を葺く方法です。
施工の流れは下記のようになります。
葺き替えは既存屋根を撤去するため、費用が高く工期も長いです。
そのため、劣化がひどいといった、塗装やカバー工法が採用できない状況で選ばれるケースがほとんどです。
ここでは「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の施工の流れで、リフォームに役立つポイントを説明します。
既存状態の判断は塗装の品質を左右するため既存屋根の調査を行って適切な判断をすることが重要です。
既存調査の際は施工業者に頼り切るのではなく、新築時のハウスメーカーや設計事務所に相談するのも手です。
塗装は塗料グレードに応じた塗り回数や工法があります。
見積もり時にどんな種類の塗装で、何回塗りで計上しているかなど事前に確認すると良いでしょう。
カバー工法の最大のポイントは既存屋根の上にどのように固定するかです。
シート防水のカバー工法であれば、一定ピッチで固定する「機械式固定」が一般的です。
固定ピッチは風圧計算で決めるため、施工業者が計算に基づき施工できているかが重要です。
優良な施工業者であれば計算書を提示できるでしょう。
葺き替えを採用する理由にカバー工法ができないくらい既存状態が悪いことが挙げられます。
葺き替えでは、屋根を支える木材も状態が悪くなっていることを想定して既存下地の状態確認をする必要があります。
既存屋根を撤去した際に垂木(屋根を支える細い木材)や、束(梁を支える小さな柱)などに激しい劣化がないか確認しましょう。
塗装やカバー工法は、既存状態が良いうちにリフォームすることで費用や工期を抑えることができます。
塗装は、既存状態が悪いと下地補修に思わぬ費用が生じるため、既存状態の判断と補修費用の事前確認が重要です。
カバー工法は固定方法が重要なため、施工業者に根拠を確認すると良いでしょう。
葺き替えは、見落としがちな既存下地の状態確認を確実に行い、不具合があれば屋根リフォームと合わせて修繕するようにしましょう。
他にも、屋根リフォーム費用相場を詳しく知りたい場合は「屋根リフォーム費用を工程・材料ごとにチェック!安くする方法も注目」もご覧ください。
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