宮崎の屋根点検│屋根の付帯部って聞いたことありますか?
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎でおすまいの状態にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
屋根の付帯部という言葉を聞いたことがありますか?
屋根のどの部分を指すのでしょうか?
「付帯部」という言葉からすると、なんだか付属品が連想されてオマケみたいですが、決してそんなことはありません!
屋根の機能を十分に発揮するためにも付帯部は重要な部分のひとつなのです。
そもそも、家の作りに重要じゃない部分というものはそうそうないんですけどね(笑)
早速、屋根の付帯部の重要さを見ていきましょう。
雨樋は、分かる人が多いのではないでしょうか?
屋根に落ちた雨水を集めて地面の排水溝へと排水するための付帯部です。
その設置位置によって、軒樋や縦樋など家全体に張りめぐらされています。
素材によって異なりますが、日光による紫外線や風雨が主な破損や劣化の原因となります。
★軒樋
軒先に取り付けられる「軒樋(のきどい)」は、屋根の雨水をはじめに受ける部分です。建物の横方向に沿って付けられます。
★集水器(集水枡)
軒樋に流れる雨水を竪樋へと流す連結部です。
★竪樋(縦樋)
集水器で集められた雨水は、垂直に取り付けられる竪樋へと流れ、地面方向へと向かって排水されます。
★曲がり
軒樋の角をつなぐ連結部です。特に外曲がりは負荷を受けやすい部分です。
そのほか、軒樋の継ぎ目となる「軒継手」、軒樋の端へ取り付けて水を止める「止まり」、曲がる箇所に角度をつける「エルボ」などといった、さまざまな部材により構成されます。
屋根の妻側であり、そこには「破風板」が付けられており、「破風」「破風板」その両方で呼ばれることがある付帯部です。
その破風の役割には下記のようなものがあります。
これは分かりやすい役割ですね。
屋根の側面が切りっぱなし状態では見た目がイマイチです。
そこに、破風板を付けることですっきりとした見た目になります。
カラーリングなどもお好みに合わせて楽しめますので、お住まいのデザイン性を高めるのに効果的な部位です。
屋根材が外壁材とのバランスや対比で同系色にしたり、補色や反対色を使うなどお好みで選ぶことでお住まいの印象を大きく変えることが出来ます。
名前の通り、「風を破る」ものですので、前述の側面が切りっぱなしの状態ではその隙間から風が入ってきます。
それを防ぐために破風が作られました。
同時に、雨の時には風だけでなく雨が入り込むことも防いでくれます。
更には、万が一火災が起こった場合に、屋根裏への火の回りを防ぐ役割を持っています。
火は上へ上へと上がる性質がありますので、防火対策の手薄な屋根裏へ火が回りこむと一気に炎上が広がりますので重要な防火機能を果たしております。
そのように重要な部位でもありますので、破風板には燃えにくい素材を使用するといった工夫をするお住まいも増えてきております。
鼻隠しは、基本的には破風と同じ役割を持っていますが、加えて下記のような役割も併せ持った付帯部です。
破風と鼻隠しの一番分かりやすい見分け方は、雨樋です。
破風の雨樋が付いている面が鼻隠し。
と覚えていただいて、大丈夫かなと思います。
この面があることによって、雨樋を付ける際の下地がしっかりとして安定した固定が可能になります。
鼻隠しは、屋根の垂木同士をつなぎ支える構造となりますので、屋根強度を上げてくれます。
また、屋根は下から吹き上げる強風に弱いのですが、鼻隠しがあることで垂木の隙間への風の入り込みを防ぐことで耐風性を上げるという効果もあると言われています。
破風・鼻隠しは完全に側面で「部材」でしたが、ケラバは少しだけ奥行があり、「部位」であることが大きな違いです。
とはいえ、大きな面積を持つものでもないため、名前の由来は、昆虫の「オケラ」の羽が短いことからきていると言われている付帯部です。
ケラバと言ってもピンと来なくとも、この部分にある瓦を「ケラバ瓦」、板金を「ケラバ板金」と呼ぶため、そちらの名称では聞いたことがある方もいるかもしれません。
外壁からはみ出ている屋根の下や裏側で天井のような部分を指す付帯部になります。
屋根の飛び出している部分を「軒下」と呼ぶこともありますので、「軒」自体は耳馴染みのある言葉だと思います。
軒天に張られた板を工夫することで、換気機能を持たせたりすることが出来ます。
今回は、ざっくりとですが、屋根の付帯部について説明いたしました。
ひと口に「屋根」と呼んでいる部分に含まれている付帯部は、それぞれに細かく名前が付けられており、それぞれに役割があることが分かりました。
そして、付帯部が上手く機能しない状態になると、雨漏れの原因になったり、家の強度が落ちることになったりと、家の安全に大きな影響を及ぼすことも分かりました。
付帯部のトラブルはまずは小さなもので気付きにくいものが多いため、定期的な点検をして早期発見することが大事です。
どうしても屋根の付帯部は屋根の近く・・・高所にあるため、なかなか目視で確認することのできる場所ではありません。
無理矢理高いところに登って点検するのは危険ですので、私たち屋根の専門家である、街の屋根やさん宮崎店にご依頼ください。
無料点検を行い、適したメンテナンスのご提案をさせていただきます。
ご予算や今後のライフプランに合わせて寄り添わせていただきます。
今、具体的に破損個所などがない場合でも、見えていない破損や経年劣化による突然の損傷など、そういった危険を早期に見つけることで早めのメンテナンスをすることでその修繕費は安く抑えることが出来ます。
まずは、お住まいの状態を知るために、無料点検をご利用くださいませ。
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