宮崎の屋根リフォーム│瓦の種類とそのメンテナンスの違いについて
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎でおすまいのリフォームやメンテナンスをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
瓦というとどのようなイメージがあるでしょうか?
昔からの日本家屋に乗っている「和」のイメージであったり、歴史的な建造物で使われていて長持ちするイメージがあります。
実際には瓦にはいろいろな種類があり、「和」とも限りませんし、メンテナンスをすることなくずっと使うことが出来るわけでもないですし、瓦の種類によっては瓦自体のメンテナンスが定期的に必要となります。
瓦のイメージやメンテナンス方法に「意外!」と思うこともあるかもしれません。
そんな、瓦の種類やメンテナンス方法についてみてみましょう。
昔ながらの日本家屋の屋根瓦です。
瓦と言ったら思い浮かべる一番ポピュラーなものだと思います。
いぶし瓦、粘土瓦、陶器瓦と呼ばれるものです。
西洋風の家にも似合う洋風屋根瓦もあります。
瓦というと、前述の日本家屋的な家に乗っている和風のものを想像しますが、このようなヨーロッパ風のカラフルな瓦もあります。
色や形が変わるだけで印象が大きく変わりますね。
これらの粘土で作られた瓦は、素材そのものが防水性があり耐久性が高く、瓦自体はメンテナンスフリーと言われ、割れたり破損しない限り使えるため「半永久的に使える瓦」と言われています。
実際に世界遺産になるような建造物であったり寺社であったり、古い建物に使われているものについては数百年も使われているものあります。
そのため、屋根のメンテナンスといえば、瓦の下にある、漆喰やルーフィング(防水紙)や更にその下にある野地板のメンテナンスが必要になります。
また、その固定方法によっては、瓦を固定している釘やビスの抜けや浮きがないか、桟木の腐食がないか・・・といったメンテナンスが必要となってまいります。
瓦自体はメンテナンスフリーですが、その下にあるものについては定期的なメンテナンスが必要だということ知っておいてください。
セメントを原料としています。
次に紹介するコンクリート瓦と似ていますが、セメント瓦は小口面がツルっとしています。
また、厚型スレート瓦とも呼ばれる、セメントに繊維質を加えたものもあり、陶器瓦に見た目が似ています。
コンクリートを原料としており、別名をモニエル瓦と言います。
セメント瓦との見分け方は、小口面がざらざらしている場合はコンクリート瓦です。
セメント瓦・コンクリート瓦については、現在は需要が落ちたことにより製造がほぼなされていないため、割れたときなどに同じものとの差し替えが難しくなってきております。
セメント・コンクリート系の瓦は、粘土瓦と違い、瓦自体のメンテナンスが必要となります。
粘土瓦同様に、その瓦の下地のメンテナンスはもちろんですが、それに加えて定期的な塗装が必要なのです。
これは原料の違いが大きく影響しています。
粘土瓦は、元々吸水性を持たない粘土で作られているため、塗装が必要ありません。
それに対し、セメント・コンクリート系の素材で作られた瓦は、そのままでは水を吸うため、塗装をして塗膜を作って防水性を持たせる必要があります。
特に、スラリー層がある瓦については、塗装前にしっかりとスラリー層を落としてから塗装することが大事です。
※スラリー層・・・モニエル瓦などに見られる着色のためにつけられた塗膜の防水層のことで、この層が残っているとせっかくの塗装が剥がれやすくなってしまうため、この部分をしっかりと取り除いたうえで新しい塗装をする必要があります
また、塗装をすることで耐久性を上げることが出来ますが、粘土瓦のように半永久的に使える瓦ではありません。
セメント・コンクリート系の瓦は種類にもよりますが、耐久年数によって交換する時期がやってきます。
その際は、葺き替えで新しい瓦にする必要があります。
改めて瓦を選ぶことも可能ですし、耐震性を上げるためにスレート屋根や金属屋根に変更することも可能です。
瓦に詳しい人でない限り、「瓦」と聞いたらパッと思い浮かべるのは冒頭の写真のような「THE 日本家屋」といった感じの瓦だと思います。
そして、あー、言われてみれば!で、洋風の瓦も思い出すことが出来るかと思います。
しかし、瓦にこのような種類や違いがあり、メンテナンスの方法まで変わってくることはなかなか知られてないのではないでしょうか?
実際に「瓦だからメンテナンスフリーだと思っていました」と、粘土瓦ならまだしも、セメント瓦でも思い込んでいるパターンもよくある話です。
だって瓦だもん。
そう思うのも無理もありません(笑)
新築で建てた場合でも、ちゃんと説明されていないことがありますし、中古住宅や譲り受けたお住まいであればなおのこと、わからないですもんね。
これを読んでいて、「あれ?うちの瓦は何瓦?」と思った方や、実際にお手入れの時期が来てそう思われて検索してこのコラムにたどり着いた方もいらっしゃることでしょう。
実際に粘土瓦とセメント瓦は見た目が似ていて判別できなかったり、建売などの家であればなおさら瓦の種類を意識したことがないということは大いにありえます。
そんな時は、屋根の専門家にお任せください。
街の屋根やさん宮崎店では、無料点検・お見積り・ご提案をしております。
今すぐのメンテナンスが必要な場合もそうでない場合も、今後のお住まい計画のお役に立てたら幸いです。
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