火山灰が屋根にもたらす影響と対処
火山灰が屋根にもたらす影響と対処をご紹介します。宮崎では新燃岳や桜島の噴火で火山灰に悩まされている方が多いと思います。その火山灰がどのようなトラブルを起こし、どう対処したらいいのかは知っていて損はないはずです。
宮崎で暮らす以上身近な存在である火山灰のことを知って我が家や自分自身にストレスなく付き合っていく事が大切です。
まず、宮崎県内にはどの地域まで火山灰の影響が及んでいるでしょうか。
普段から影響が目に見えて分かるのはわずかな地域だと思います。新燃岳を含む霧島連山の噴火で言えば小林市から都城にかけての半円辺り、桜島なら日南市方面辺りになると思います。
しかし、噴火の規模や風向きによってはどちらの火山も延岡まで降灰予想が出されたデータもあります。最近では爆発的噴火は決して珍しい事ではなくなっています。どの地域のご家庭にも火山灰のトラブルは起きうる被害なんです。
では、火山灰が実際にもたらす影響とはどのようなものがあるのでしょうか。
一番に影響してくるものは樋でしょう。軒先に延びていて屋根に降り注いだ雨をそのまま垂れ流すのを防ぎ排水してくれる部分になります。
屋根は建坪とほぼ同等の面積があり火山灰が降り注げばかなりの量になります。その火山灰が雨により流れて樋に流れるのですが、火山灰は濡れると動きが鈍くなる性質があります。雨水と一緒に排水されず、その殆どは樋内に堆積していきます。そんな中、横樋から縦樋に流れ落ちる箇所に枯葉や枝が飛んできて詰まってしまえば積もった火山灰がどんどん増えていき、やがて集水器以外から溢れ出始めそのうち重みで樋が変形したり角度が変わりどんどん事態は悪化します。実際にご相談頂いたお客様の樋を見てきましたが、中には火山灰やその他の異物が樋の8割程まで堆積していた例もあります。そのお客様の樋は変形してあちらこちらから雨水が溢れる状態でした。雨水が溢れ出すとその下にあるものは侵食によってコンクリートの土間はひび割れ、テラスなどの木部があれば腐りだし、下屋があれば瓦が磨り減り劣化を早めていきます。
その他にも瓦同士の隙間が狭いスレートなどの瓦の隙間に入り込めば雨水の逃げ場がなくなり内部に入り込んで最悪の場合雨漏れを引き起こす恐れもあります。
ひと粒ひと粒は目に見えない火山灰ですが、放っておくと大変な事になりかねないのがお分かりいただけたと思います。
屋根に降り注ぐ火山灰はどうしようもない物です。その火山灰が悪影響を及ぼす前に除去。掃除するのが一番の対処法になります。しかし、一言で言うと個人での除去・掃除はお勧めいたしません。除去・掃除するには屋根に登る必要があります。火山灰の降り注いだ屋根の上を歩くのは滑りやすくとても危険です。実際に火山灰掃除で屋根から滑落しての死亡事故は多数起きています。さらに火山灰はホコリなどに比べると一つ一つの粒子が尖っていますのでその上を歩くと擦れて屋根の塗装を傷つけてしまい、塗膜の劣化を早めてしまいます。樋の中に堆積した火山灰を個人で除去しようとすればハシゴをかけなければいけません。もちろん危険ですし、横樋にはしごをかければ破損や変形を招いてしまう恐れもあります。なのでちょっとした事ですが信頼できる業者に依頼することをおすすめします。弊社では高圧洗浄機で瓦の上は洗いながら除去・掃除いたしますので安全に確実に火山灰のお悩みを解決致します。
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