街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎でおすまいのリフォームやメンテナンスをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）

屋根のメンテナンスといえば何が思い浮かぶでしょうか？
定期的に行うメンテナンスであり、一般的なものに塗装があります。

実はこの塗装メンテナンスですが、本来スレート屋根の定期メンテナンスのひとつでありながら、「塗装ができないスレート屋根」というものも存在します。
瓦屋根のように、塗装が必要がない屋根というのも存在しますが、今回は、塗装が必要だと言われているスレート屋根”なのに”「塗装では意味がない」屋根についてお話しします。
ご自宅がスレート屋根でこの屋根の場合は注意しましょう。

そもそもの目的は塗膜を作ること

まずは、なぜスレート屋根に塗装をするのか振り返ってみましょう。
スレート屋根は、セメントでできていてそのままでは防水性がなく耐久性もないため、塗装をすることでその表面に塗膜を作り、屋根材として活躍することができるのです。
そのため、屋根材の「塗膜」が非常に大事になります。

今回お話しする、塗装できない・塗装しても意味がない屋根材とは、塗装をしてもこの塗膜を維持することが難しい屋根材や、状態となります。

では、具体的にどのような状態なのか主なものについて紹介します。

塗膜を維持できない屋根材

劣化状態が放置されすぎた場合

塗装できない屋根のメンテナンス方法

屋根の葺き替え

屋根材を全て撤去し、屋根材の下にあるルーフィング（防水紙）ごと交換します。
更にその下にある野地板も状態に応じて全部張り替えたり、劣化した部分だけを張り替えたり増し張りすることで、屋根が生まれ変わります。
ノンアスベストの瓦が使われていたころのルーフィングの寿命は20～30年程度のものが多く、ちょうど交換時期が来ていることでしょう。

今回の葺き替えでルーフィングの耐久年数が長いものにしておくと、以降の交換時期を先延ばすことができ、メンテナンスが楽になります。
特に屋根のメンテナンスは、足場が必要となるため、できるだけ効率よくメンテナンスタイミングを揃えるのかがポイントです。
まだまだ屋根材の交換は必要がないのに下地が劣化した・・・という風にどちらかのためにどちらかはまだ不具合がないのに交換・・・となると、「もったいないな」という気持ちから、メンテナンスしそびれる。ということもありますよね。

屋根材の交換タイミングで屋根下地も新しくする。
というサイクルができるだけ近くなることが理想です。

屋根葺き替えやルーフィング（防水紙）について詳しくはこちらもどうぞ。
>>屋根葺き替えで不安を解消しませんか?
>>雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介

屋根カバー工法

既存の屋根の野地板の劣化が酷くない場合は、その上から改めて野地板・ルーフィング（防水紙）・屋根材全てをかぶせ直す屋根カバー工法が出来ます。

屋根カバー工法は、別名「重ね葺き」「オーバールーフ工法」とも呼ばれ、屋根の上に屋根を改めて重ねますので、撤去にかかる作業がなく、その分工期を短くできます。
そして、処分費用も掛かりませんので、ダブルでコストダウンできることが大きなメリットです。

屋根カバー工法については、奥が深いですので、もっと詳しく！という方はこちらも併せてごらんください。
>>現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法

まとめ

スレート屋根のメンテナンスといえば塗装。
そう思われている方も多いかと思いますが、一部のスレート屋根や、劣化が進みすぎたスレート屋根には塗装では意味がないことがあることが分かりました。

せっかくお金をかけてするメンテナンスです。
効果の高い方法で仕上がることが大事ですよね！

今おすまいの家の屋根に何を使われているのかよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。
「うちの屋根材は大丈夫？」「うちの状態は大丈夫？」そういう確認がきっかけの点検もアリです！
実際に大きな被害が起こる前に点検しておくことで、今後気を付けた方が良いこと、次のメンテナンス時期、実はここの破損が危険！いろいろなことが分かります。

お気軽に、私たち街の屋根やさん宮崎店の無料点検をご利用ください。
お客さまの今後のライフプランやリフォーム計画をお聞かせいただけましたら、それに沿ったご提案をさせていただきます。
（もちろん、そういったご提案やお見積りまで無料でさせていただきます！）

おすまいのメンテナンスは、分からないことも多く不安だと思います。
だからこそ、専門家にご相談ください（＾＾）