宮崎の屋根工事│屋根を守る大事な紙
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）
今回は、屋根の役割のひとつ、家の中に雨が入らないようにすること。
その役割で最も大事！と言われているものが何なのか、お話ししたいと思います。
え？
屋根で一番大事なのは一番上にある屋根材でしょう？
いえいえ。
当然、屋根材も重要なのですが、同じくらいか、もしかしたらそれ以上に大事な役割をしている部分があるのです。
しかも、目に見えない場所に！
そんな場所についてお話していきましょう。
防水紙とは、ルーフィング・防水シートとも呼ばれているもので、屋根下地に含まれます。
野地板と呼ばれる、屋根の下地、いわば土台となる部分に張るもので、その上に、瓦やスレート材などのような屋根材が乗せられていきます。
雨が降ると屋根に雨が打ち付けられ、室内に水が入ってくることがありません。
その、「屋根」の役割で一番重要なのが瓦のような屋根材だと思っている人も多いかもしれませんが、実はそうではないのです。
もちろん、瓦や金属といった屋根材があることで雨を打ち返し、屋根の下に水が流れていきますので大事な働きがあります。
ですが、それだけですと瓦がズレたりして中に雨水が入り込んでしまったら雨漏りに繋がってしまうかというと・・・そうではありません。
防水紙があることで、屋根材をすり抜けた雨水が屋根下地に染み込むことがなく、お住まいへの水の侵入を防いでくれるのです。
極論で言えば、瓦が全部吹き飛んでも、防水紙に損傷が無ければ雨漏りはしないのです。
（当然瓦が全部吹き飛べば防水紙が露出しキズが入りやすい状態となりますし、防水紙に損傷が起こり次第、雨漏りが起こります）
防水紙は、その名の通り「防水」することが主な役割なのですが、商品によっては、防水紙に遮熱性や透湿性持たせているものもあるそうです。
価格は高くなりますが、現在の屋根の構造では必須となった防水紙に、防水以外の役割を持たせたものもあるんですね。
現在使われている主な防水紙の種類としては、2種類あります。
★アスファルトルーフィング
フェルトにアスファルトを染み込ませ両面からアスファルトで覆い、更に両面に鉱石紛を固着させたもので、価格はお安めです。
新築などでは見えない部分でコストカットをするため、こちらの防水紙が使われることが多いようですが、ひと昔前は更に安価なものもあり、それに比べると格段に性能が向上しています。
一般的に耐久年数は15～20年前後と言われています。
★改質アスファルトルーフィング（ゴムアスルーフィング）
アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えたもので、耐久性が高いのが特徴です。
温度変化にも強く、伸びや曲げへの追従性、収縮性も高いのでお勧めです。
改質アスファルトルーフィングと一言で言っても種類は豊富です。
一般的に耐久年数は20年以上のものがほとんどで、中には60年以上持つものもあります。
耐久年数は長ければ長いほど価格も上がってきます。
もちろん、耐久年数が長いということは、それだけ長期間交換が不要になる可能性が高いということですので、耐久性の高いものを選ばれることは重要です。
しかしながら、防水紙になんの不具合がなくとも、屋根材やその下にある野地板の劣化や損傷が起こった際のメンテナンスは必要となることがあります。
ですので、メンテナンスの周期やバランスとしては、屋根材と防水紙の耐久年数が合っているのが一番良いと言われています。
屋根材を交換するタイミングで、屋根下地も一緒にメンテナンスするという風に、メンテナンスの時期がそろえることが出来るからです。
それを考えると、耐久年数は長いことが大事ではありますが、他の屋根材とのバランスを考えることで、費用を抑えることが出来る場合もありますのでそういった考え方も知っておくと良いかもしれません。
前述の通り、防水紙は屋根材の下にあり、普段目に見えるところにはありません。
その交換をするとなったら、屋根材が全て取り払われた状態でないとできません。
そのため、屋根の葺き替え・葺き直し工事の時に交換することとなります。
雨漏りなどの状況によっては、その面だけ、その部分だけという一部補修になることがありますが、そういった場合も、その部分の屋根材を一度取り外し、張り替えることとなります。
この際に、防水紙の下にある野地板の状態なども確認し、場合によっては増し張りするなどすることが必要です。
くれぐれも、その部分を手抜きしてしまう業者さんには注意しましょう。
しっかりと屋根が補修されることで、雨漏りの改善と今後の屋根の長持ちに繋がります。
スレート屋根や金属屋根であれば、屋根カバー工法という選択肢があります。
葺き替えや葺き直しとは異なり、今ある屋根材を「残したまま」その上に新しく屋根を作るというものです。
重ね葺き・オーバールーフ工法といった呼び方もしています。
今ある既存の屋根が下地となり、その上に防水紙を貼り、新しい屋根材をのせていきます。
既存の屋根材の上に乗せることで屋根全体の重量が上がってしまうことや、既存の屋根がそのまま下地になるため、瓦屋根の場合はこの工法は選択できません。
また、スレート屋根や金属屋根であっても、現在の作りが、耐重量めいっぱいの作りである場合は、おすまいの強度と相談が必要です。
屋根カバー工法はこのように、屋根の重さが重要となります。
そのため、少しでも耐重量や耐震性を守るために、ガルバリウム鋼板といった軽量の金属屋根を用いるのがオススメです。
屋根カバー工法にはたくさんのメリットがありますので、興味のある方はこちらも併せてお読みいただけたらと思います。
>>屋根カバー工法についてもっと詳しく
屋根は、目に見えている屋根材以外に、とても重要な「防水紙」の存在があることが分かりました。
ルーフィング・防水シート・防水紙。
呼び方はいろいろありますので、覚えやすいもので覚えておいてくださいね♪
目に見えない場所の不具合はなかなか普段の生活の中で気付きにくく、気付いた時には遅すぎ・・・ということもよくある話です。
そうならないためには、定期的な点検が重要です。
みなさんが、体調悪くなくても定期的に健康診断を受けるのと同じです。
お住まいでしたら、１０年に１回程度は点検して状態を見てあげましょうね。
街の屋根やさん宮崎店では、無料でおすまいの状態を確認し、お見積りご提案までさせていただいております。
ライフプランやご予算などのご要望があればそれに応じたものも作成できます。
点検することによって、おすまいに緊急性の高い不具合の有無が分かると、今後のリフォーム計画なども立てやすくなりますので、ぜひ、ご活用くださいませ。
9時～18時まで受付中!
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