宮崎の強い日射しに負けない屋根づくりってどうしたらいい?
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
宮崎の日射しの強さは言うまでもなく、とんでもない強さですよね(語彙力なくてすみません!)。
そんな日射し(紫外線)に悩まされるのは当然人だけでなく家も同じです。
「紫外線による経年劣化」という言葉は、日にさらされているすべてのものに起こりうるものですので、完全に防ぐことは難しいとは思いますが、紫外線に強い素材であったり、守ってくれる塗料というものは存在します。
少しでも今のお住まいを長持ちさせるために、次回のリフォームの時に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ほんの300字程度の文章の中に「紫外線」を数回繰り返してしまいましたが、この紫外線による劣化。
どういう原理なのかなと思い調べたところ、紫外線が当たることにより、屋根や外壁の塗装によって作られた塗料が化学変化を起こして分解されることで起こるようです。
なので、ざっくりと説明しますと、紫外線の力によって化学式で言うところの結合しているものを分解する力があり、塗料に含まれる合成樹脂などを分解した結果、触ると白い粉が手につくチョーキングであったり、シーリング材の部分を触るとぼろっと崩れたりする一因となっているようです。
そういった経年劣化の原因は、紫外線以外にも加水分解や酸化もあるのですが、家の劣化には紫外線による刺激が一番影響しているそうです。
酸化はサビなどでよく聞く言葉ですが、加水分解は聞きなれない言葉かもしれません。
加水分解の例としましては、久しぶりに履いた靴の底がボロボロになったりしたことはありませんか?
もしくは、引き出しから久しぶりに取り出したペンがベトベトして持ちたくない状態になっていた!といったことで困ったことはありませんか?
これらが加水分解です。
これは湿気が原因となるもので、割と身近なところで起こる化学変化による劣化のひとつです。
酸化や加水分解のように、酸素や水分が原因のものを防ぐために塗料を使っているのですが、その塗料自体を紫外線が劣化させるという非常に厄介な仕組みがあるようです。
ラジカル制御型の酸化チタンを使用した塗料のことをこう呼んでいます。
ラジカルとは、樹脂や顔料に含まれる有機化合物が紫外線に当たることによって劣化させるエネルギーのことで、塗料を調色するのに不可欠な酸化チタンがそのラジカルを発生させる原因となるのですが、この、ラジカル制御型の酸化チタンを使用することで、そのバリヤー層にラジカルを封じ込めることが出来るため、塗料の対候性を上げることが出来ます。
・・・ってなんのこっちゃら。ってまたなってしまう表現なので更に言い換えますと、ラジカル制御型の塗料は、その名の通りラジカルを制御して塗料の劣化の原因を封じ込める機能を持っているのです。
従来のものですと、酸化チタンが紫外線を吸収することにより発生するラジカルが塗膜を劣化させる原因物質となるのですが、このラジカルの発生自体を抑制することで劣化を防ぐという仕組みなのです。
また、ラジカル制御型塗料には、シリコン樹脂と組み合わされたものと、無機フッ素樹脂と組み合わせたものなど更に細かく分かれますので興味のある方はご相談ください。
※こちらは、ラジカル制御塗料の一例です
>>ファインパーフェクトベスト│ラジカル制御塗料で屋根塗装なお、一般的に白に近い色ほど紫外線の反射率が高いと言われていますので、そういった色をお選びいただくことでも、多少の効果アップも狙えますのでご参考ください。
塗料が紫外線に負けてしまうのであれば、塗装の必要のない陶器瓦も有効です。
陶器瓦(粘土瓦)は、本体が粘土で水を吸わないため、塗装の必要がない屋根材であるため、「メンテナンスフリー」だと言われています。
ただ、ここで勘違いされがちなのが、「屋根全体」がメンテナンスフリーなのではなく、瓦部分のことであり、漆喰や瓦の下に敷かれているルーフィング(防水紙)などのメンテナンスは必要ですのでご注意ください。
紫外線の影響を受けやすい宮崎です。
全国的な平均として「●年ごとに塗り替えを」と言われたものがちょっと短くなってしまうことも起こらないとは言えない気候です。
そんな宮崎ですので、紫外線の影響を少しでも和らげメンテナンスの回数を減らすことで、最終的に手間と金額を抑えることも期待できます。
大事なお住まいを長持ちさせるための点検やメンテナンスは定期的にして頂きたいのですが、その効果をより高めてみる手段として、こういう方法があるんだな~と頭の端っこに置いておいてもらえたらと思います。
詳しく知りたいなと思った場合は、街の屋根やさん宮崎店までお気軽にお声かけ下さいませ。
私たち、屋根の専門家が、住まいやライフプランに最も適したメンテナンスのご提案をさせていただけるようお話し聞かせてください(^^)
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