「屋根の内部構造や平均的な厚さが知りたい」
「屋根材の種類や特徴について詳しく知りたい」
屋根をリフォームするにあたり、このようにお悩みの方も多いことでしょう。
屋根は住宅を守る大切な部分だからこそ、基本の知識を持っておきたいところです。
この記事では、屋根の厚さなどについて以下の情報を解説していきます。
・屋根の平均的な厚さ
・屋根材の種類
・屋根の内部構造
屋根の基本知識を持つことで、リフォームの失敗を避けられるでしょう。
屋根の平均的な厚さは、屋根材によって異なります。
主な屋根材には、以下の5種類があります
・日本瓦
・セメント瓦
・スレート
・ガルバリウム鋼板
・トタン
それぞれの屋根材の特徴や、平均的な厚さを詳しく解説していきます。
日本瓦は、粘土を成型して素焼きなどにした屋根材です。
日本瓦は厚みがあるため、耐久性や耐熱性が高いです。
しかし、工事費用がほかの屋根材よりもかかります。
日本瓦は種類によって異なりますが、平均的な厚さは20ミリ前後です。
セメント瓦とは、セメントに砂を混ぜて成型した屋根材です。
日本瓦よりも価格が安く、カラーバリエーションが豊富です。
耐久性、耐熱性に優れていますが、割れやすいため耐用年数は日本瓦よりも短くなります。
セメント瓦の平均的な厚さは、10~25ミリほどです。
スレート屋根材とは、粘板岩を板状にした「天然スレート」と、セメントと繊維を混ぜた「化粧スレート」の2種類があります。
軽量なので施工しやすく、耐震性にも優れています。
しかし、耐久性が低く割れやすいため、短期間でのメンテナンスが必要です。
スレート屋根の平均的な厚さは、5~6ミリです。
ガルバリウム鋼板は、金属系の屋根材で以下の3つの成分から構成されています。
・アルミニウム55%
・亜鉛43.4%
・シリコン1.6%
ガルバリウム鋼板はアルミニウムを主成分とするためサビにくく、耐久性も高いです。
また、カラーバリエーションが豊富でデザインも高く人気の屋根材となっています。
しかし、断熱性が低いため、屋根材にガルバリウム鋼板を選ぶ際には断熱材が必要です。
ガルバリウム鋼板の平均的な厚さは、0.35~0.75ミリです。
トタンとは、鋼板に亜鉛をメッキした屋根材です。
トタンは軽量で価格も安いことから、住宅の屋根材として人気がありました。
しかし、薄い鋼板であるトタンは断熱性が低くサビやすいため、今では同じ金属系の屋根材である「ガルバリウム鋼板」の使用が主流となっています。
トタンの平均的な厚さは、0.35ミリ前後です。
屋根の平均的な厚さを、屋根材別にわかりやすく一覧表にまとめました。
屋根材 | 平均的な厚さ(ミリ) |
日本瓦 | 20 |
セメント瓦 | 10~25 |
スレート | 5~6 |
ガルバリウム鋼板 | 0.35~0.75 |
トタン | 0.35 |
屋根の内部構造は、以下の3つの構造材によってできています。
・垂木
・野地板
・ルーフィング
それぞれの役割について、詳しく解説していきます。
垂木とは、屋根のてっぺんから軒先に向かって斜めに設置する木材です。
屋根の骨格部分とも言われる重要な部位となります。
垂木の上には野地板やルーフィング、屋根材を張ります。
野地板とは、垂木の上に張る屋根の下地材です。
厚さ9~12ミリの杉やヒノキの板、またはベニヤ板などを使います。
野地板も、ルーフィングや屋根材を支えるために必要な部分です。
ルーフィングとは、雨漏りを防ぐために張る防水シートのことです。
屋根材の直下に張ります。
ルーフィングは、住宅を雨漏りによる劣化から守るためにも重要な部分です。
屋根の厚さは屋根材によって異なります。
厚い屋根材は基本的に断熱性や耐久性が高いです。
しかし、薄い屋根材でもデザイン性が高かったり、耐震性に優れていたりなどのメリットもあります。
屋根材や内部構造の基礎知識を持っておくことで、住宅に合った屋根がわかり、リフォームの失敗を避けられるでしょう。
もし屋根のリフォーム費用を詳しく知りたいのなら「屋根リフォーム費用を工程・材料ごとにチェック!安くする方法も注目」の記事も読んでみてください。
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