宮崎の屋根工事│雨の日に気になる!屋根の防水ってどうなってるの?
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
屋根が壊れた!
って、どういう状況でしょうか?
屋根が割れたり穴が空いたり・・・って具体的には何が割れたり、何に穴が開いた状態?
そして、瓦がズレてるけど雨漏りはしてないということが起こるのはどうして?
屋根が壊れた状態がどういう状態なのか、屋根の構造を知ることで理解ができるお話を今回はしたいと思います。
屋根の傾斜に沿って上から下へ流れている構造材です。
この材料が屋根の基本となります。
勾配のある屋根であればどんな屋根であっても必ず設置されており、屋根面の荷重を支える役割があります。
屋根材の固定などもこの垂木に合わせて釘を打てば、屋根の強度向上に繋がったり、雨漏りの可能性が少なくなります。
垂木の上に設置しているのが野地板です。
防水紙、屋根材を敷くための土台となる部分でこの上に防水紙、屋根材を設置していきます。
耐用年数が20年~30年であるため屋根の葺き替え時等に屋根材と合わせてメンテナンスを行います。
野地板の上部に設置するシートです。
実は雨から室内を守ってくれているのはこの防水紙(ルーフィング)がとても大きな役割を果たしています。
仕上げとして防水紙の上に敷かれるのが屋根の表面、屋根材です。
もちろん風雨にさらされる部分ですし、紫外線も常に浴びていますから紫外線や雨などに強い材料などいろいろな種類が出ています。
屋根材は「お住まいの見た目」としての役割、また一次防水としての役割を持ちます。
一次防水とは屋根材が受けた雨水を適切に雨樋まで受け流す役割ですが、屋根の防水はこの屋根材の一次防水、そして万が一屋根材の内部に雨水が浸入しても防水紙(ルーフィング)によって雨漏りを防ぐ二次防水とで守られています。
屋根材が割れた、外れたなど屋根材に問題があると雨漏りに発展してしまうと思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
屋根材に不具合があっても、ルーフィングに不具合がなければ雨漏りに発展することはありません。
図のように、ルーフィングの劣化があった場合に、水が室内へと侵入して雨漏りとなりますので、屋根材が割れたりズレたりするだけでは雨漏りには発展しないのです。
逆に言うと、屋根材になんの不具合が無くても、ルーフィングに破れなどの破損が生じてしまうと雨漏れが起こります。
屋根材と防水紙の間には、水を上手く排出させるための流れを作るために隙間がありますので、不具合が無くても水は入り込むことはあるのです。
屋根の防水にとって、ルーフィング(防水紙)が大変重要なのはお分かりいただけたでしょうか?
では、どのような防水紙を選ぶのが良いのでしょうか。
現在よく使われているのが、下記の2種類です。
一昔前のものは、10年程度で耐用年数を迎えるものが多く、屋根材の劣化よりも先にルーフィングがダメになるということも多かったのですが、今では屋根材よりも耐用年数が長いものも増えています。
使用する屋根材や、そのお住まいに何年住むのかなどで、耐用年数のグレードを決めるのもよいかと思います。
フェルトにアスファルトを染み込ませ両面からアスファルトで覆い、更に両面に鉱石紛を固着させたもので、価格はお安めです。新築などでは見えない部分でコストカットをするため、こちらの防水紙が使われることが多いようですが、ひと昔前は更に安価なアスファルトフェルト(両面アスファルト・鉱石粉加工がない最安の防水紙)だったため性能は格段に向上しています。
寿命は15~20年前後です。
改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)
アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えたもので、耐久性が高いのが特徴です。温度変化にも強く、伸びや曲げへの追従性、収縮性も高いのでお勧めです。改質アスファルトルーフィングと一言で言っても種類は豊富です。
通常のものであれば寿命は20年超で、アスファルトルーフィングの約2倍と言われていますが、60年以上の寿命を持つと言われている商品もあります。
このように、屋根が壊れる・・・というのは、色々な症状が組み合わっていることが分かります。
そして、屋根の機能で大事な、防水機能については、構造上色々な工夫がなされて室内に水が浸入しないように作っていますが、その中でも、ルーフィングが最大の役割を果たしていると言えます。
とはいえ、ルーフィングが大事だから他を気にしなくてもいいということではありません。
屋根材のズレによって、ルーフィングに破損を起こすこともありますし、屋根裏からの衝撃によって、野地板が劣化し内側からルーフィングの破損を引き起こすこともあります。
ルーフィングが正常に機能している状態であれば、室内への被害は最小限に防ぐことが出来ます。
表に見えていない部分なだけに、その劣化や損傷が分かりにくい箇所ではありますが、定期的な点検や、屋根材のメンテナンス時期に「屋根ってこういう構造だから、この部分も気にしないとな」と、思い出していただけますと幸いです。
そして、実際に点検しないと!というときは、私たち街の屋根やさん宮崎店にお任せください。
無料点検、見積もり・ご提案をさせていただきます。
実際のおすまいの状態とご予算に応じた提案をいたしますので、お気軽にお声かけください。
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