宮崎の屋根リフォーム│屋根の上に屋根？
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎で屋根のリフォーム・メンテナンスや工事方法にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます（＾＾）
屋根といえば、家の頂点部にある部分ですね。
そんな屋根のさらにその上に屋根とはどういうことでしょう？
屋根のメンテナンス方法にはいくつかありますが、その中のひとつが、屋根の上に新しい屋根を作るというちょっと驚きの工法なのです。
この、屋根の上に屋根を作る工法は、実はメリットも高く人気の工法です。
屋根の工事をしたことがある人でないと聞いたことのない方法かもしれませんね。
今回は、その屋根工事方法についてお話ししたいと思います。
その名も「屋根カバー工法」と言います。
その他にも「オーバールーフ工法」「重ね葺き工法」という呼び方もされているものです。
その名の通り、既存の屋根の上に新しい屋根をかぶせることでどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか？
屋根カバー工事はメリットの多い工法です。
既存の屋根の上に新しく屋根を作りますので、既存の屋根を撤去せずに作業が行われるというところがポイントです。
そのことにより、大きなメリットが２点あります。
まずは、撤去にかかる作業工賃や人件費がかかりません。
そして、その作業がない分、工事期間の短縮ができます。
２点目は、屋根材の撤去がない分、廃棄する部材の量が圧倒的に少なくなります。
古い屋根材の廃棄処分料や、そのためにかかる車両や人件費もかかりません。
更に古い屋根材の場合は、アスベストが使用されている場合もあります。
その場合、処分費用が更に割高になりますので、既存屋根がアスベスト使用の場合は特におすすめです。
アスベスト使用の屋根材は、割れた際の粉塵などが健康被害を引き起こす可能性があることから使用が禁止されていますが、アスベスト含有の屋根材の使用が禁止されているわけではありません。
ですので、カバー工法で残すことは問題ありませんのでご安心ください。
また、必ずしも・・・ではないけれど、その時に使用した屋根材や工法によっては得られるかもしれないメリットもあります。
２重になることで、遮音性や断熱性が若干上がることもあるようです。
特に空気の層を作る工法などを組み合わせることでその効果を上げることもできるようですので、気になる方はご相談ください。
メリットの多い屋根カバー工法ですが、デメリットがないわけではありません。
既存の屋根の上に屋根を更にかぶせる工法ですので、屋根の耐震性においてやや不利となります。
屋根の重量が重くなると、その分だけ家の重心が上に来てしまうことで、地震などの揺れの際に建物の揺れが大きくなりやすく、耐震性が下がります。
そのため、屋根カバー工法を取り入れる場合は、家の耐重量性を確認する必要があります。
場合によっては、おすまいの耐重量性を確保するための補強が必要な場合もありますし、施工できない場合もあります。
まずは、屋根の上を平らにするために、棟板金とその下にある貫板を撤去します。
また、この際に、雪止めやテレビのアンテナなどの突起物となるものも一旦撤去します。
そうやって平らにすることで、既存の屋根が新しい屋根の下地の基礎部分となります。
そのため、既存の屋根の劣化損傷が激しい場合は、屋根カバー工法を採用することが出来ません。
次に、ルーフィングシートと呼ばれる防水紙を貼ります。
このルーフィングが屋根防水の要です。
ルーフィングに劣化が無ければ、屋根材の外れや損傷だけでは雨漏りはしません。
ですが、屋根材に不具合が起こると、ルーフィングの劣化を一気に加速させることがありますので、屋根材の定期的なメンテナンスを意識しましょう。
屋根下地が出来上がったところに新しい屋根材を敷設します。
屋根カバー工法は、2重の屋根になり前述の通り、屋根の重量が上がることで耐震性がやや下がることになります。
そのため、少しでも軽量の屋根材が向いています。
そういった理由から、屋根カバー工法時は金属素材、その中でもガルバリウム鋼板のものが主流となっています。
金属屋根と聞くと、昔ながらのトタン屋根を想像する方も多いとは思いますが、防音性やサビやすさという欠点を補うべく開発されたものですので、軽量な屋根材に興味のある方はご相談ください。
仕上げに、異なる方向の屋根材のつなぎ目となる「頂点」「山」となる部分に貫板・棟板金を設置し完了です。
もし、屋根の上に設置されていて一時的に取り外した器具類があれば復元していきます。
実は屋根トラブルの原因の上位でもある棟板金。
棟板金は、経年劣化により飛散しやすくなる部分なのですが、この貫板の部分を腐食しにくい素材にしたり（防腐加工の木材や樹脂製）、固定するのにサビにくいステンレスのビスを用いるなど、工夫することで耐久性をよりアップさせることが期待できます（＾＾）
屋根のメンテナンス方法でまず思い浮かべるのは塗装です。
塗装により、屋根材の寿命を延ばすことが出来ますが、損傷がひどくなり、雨漏れなどの不具合が起こり始めた場合は、塗装では直すことが出来ません。
そこで、新しい屋根材を導入しないといけないとなった際、全てを交換する葺き替えだけでなく、屋根カバー工法という方法があるということを知っていると、選択肢が増えます。
屋根カバー工法は、工期や費用においてメリットも大きいですので知っておいて損はないと思います！
全ての屋根で施工できる工法ではありませんので、気になる方は、私たち街の屋根やさん宮崎店までお問い合わせください。
無料点検と同時に、気になっていることをお伝えください。
屋根だけでなくおすまいのプロである私たちが、お客さまのご要望に寄り添ったご提案をさせていただきます。
点検やご相談は無料ですので、まだ不具合は出ていないけれど、点検の時期は来てるんだよな・・・
という方にもおすすめです！
不具合が出てからよりも、不具合が出る前に点検をして気付いていなかった小さな損傷を早めに直すことで、大きなメンテナンスをする時期を先に延ばせるのは大きなメリットだと思います♪
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