宮崎の屋根やさんコラム│屋根と風の関係
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
本日2月15日は、気象庁が初めて「春一番」という呼称を使用した日だと言われています。
それにちなんで、屋根と風の関係性について見てみたいと思います。
屋根において風の影響はどの程度あると思いますか?
普段の生活の中で、風が屋根に被害を及ぼすといったことを考えることはあまりないかもしれません。
台風の時ですら、直近で何らかの不具合がない場合「屋根が被害に遭うかも!」と思うことは少ないのではないでしょうか?
実は、風は意外と屋根に与える影響が大きく、被害の原因になりやすいものです。
屋根と風の上手な付き合い方?について今回はお話ししましょう。
宮崎から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
本日2月15日は、気象庁が初めて「春一番」という呼称を使用した日だと言われています。
それにちなんで、屋根と風の関係性について見てみたいと思います。
屋根において風の影響はどの程度あると思いますか?
普段の生活の中で、風が屋根に被害を及ぼすといったことを考えることはあまりないかもしれません。
台風の時ですら、直近で何らかの不具合がない場合「屋根が被害に遭うかも!」と思うことは少ないのではないでしょうか?
実は、風は意外と屋根に与える影響が大きく、被害の原因になりやすいものです。
屋根と風の上手な付き合い方?について今回はお話ししましょう。
屋根の風による被害の原因と対策
瓦屋根のズレ
瓦屋根の場合、強風が原因でズレやすくなります。
瓦屋根には、昔ながらの土葺きの湿式工法と、引っ掛け工法と呼ばれる乾式工法とあり、それぞれにズレる理由が異なってきます。
瓦屋根には、昔ながらの土葺きの湿式工法と、引っ掛け工法と呼ばれる乾式工法とあり、それぞれにズレる理由が異なってきます。
湿式工法の場合は、ざっくりというと、土の上に乗せているだけですので、日常の雨風により徐々にズレやすい状態です。
また、下にある土や漆喰が劣化により痩せてきたりすることも原因で、徐々に固定力が弱まっていきます。
乾式工法の場合も、数年前より、釘やビスで固定するガイドラインがありますが、それ以前は、桟木に引っ掛けているだけですので、土葺きに比べればズレにくいものの、固定力が弱い状態です。
そういったことから、どうしても瓦屋根はズレやすさが短所にりやすい屋根材であることは否定できないところです。
※そのため、ガイドラインによってしっかりとした固定をすることでズレを防止するようになっていますので、昔ながらの屋根材ではあるもののどんどん進化していますのでご安心ください♪
防災に強い防災瓦なども登場していますので、ご興味のある方はこちらの記事もどうぞ>>
また、下にある土や漆喰が劣化により痩せてきたりすることも原因で、徐々に固定力が弱まっていきます。
乾式工法の場合も、数年前より、釘やビスで固定するガイドラインがありますが、それ以前は、桟木に引っ掛けているだけですので、土葺きに比べればズレにくいものの、固定力が弱い状態です。
そういったことから、どうしても瓦屋根はズレやすさが短所にりやすい屋根材であることは否定できないところです。
※そのため、ガイドラインによってしっかりとした固定をすることでズレを防止するようになっていますので、昔ながらの屋根材ではあるもののどんどん進化していますのでご安心ください♪
防災に強い防災瓦なども登場していますので、ご興味のある方はこちらの記事もどうぞ>>
瓦屋根のズレはどうする?
予防・対策としては、葺き直し・葺き替えのタイミングで、しっかりと固定される方法での施工にしておくことが一番安心です。
また、ラバーロック工法という、瓦の一部分のみをコーキング材で固定することによってズレを防ぐ方法があります。
強風にあおられやすい地域にお住まいの方などはすでにその工法を取られていることもあるようです。
ただし、ラバーロック工法は、誤った施工をされることが多いとも言われていますので、お願いする時は、屋根の専門業者にお願いするようにしましょう。
それらの対策をしてもズレることはあります。
ズレてしまった場合、瓦屋根は1枚でも重量があります。落下すると大変危険ですので、早めにその部分の補修を行うようにしましょう。
部分的な補修が最小範囲でできるのが瓦屋根の良いところです(^^)
また、ラバーロック工法という、瓦の一部分のみをコーキング材で固定することによってズレを防ぐ方法があります。
強風にあおられやすい地域にお住まいの方などはすでにその工法を取られていることもあるようです。
ただし、ラバーロック工法は、誤った施工をされることが多いとも言われていますので、お願いする時は、屋根の専門業者にお願いするようにしましょう。
それらの対策をしてもズレることはあります。
ズレてしまった場合、瓦屋根は1枚でも重量があります。落下すると大変危険ですので、早めにその部分の補修を行うようにしましょう。
部分的な補修が最小範囲でできるのが瓦屋根の良いところです(^^)
棟板金の浮きやはがれ
スレート屋根や金属屋根のトラブルで最も多い箇所がこの棟板金です。
そして、棟板金のトラブルとしても、浮きや剥がれが気を付けてもらいたい不具合です。
画像のように大きくめくれていればすぐ気づけますが、こうなる前に気付けると良いものです。
そして、棟板金のトラブルとしても、浮きや剥がれが気を付けてもらいたい不具合です。
画像のように大きくめくれていればすぐ気づけますが、こうなる前に気付けると良いものです。
棟板金は、方向の異なる屋根の面を接続している部分をカバーしていますので、この部分に浮きが生じたり外れてしまうと雨漏りの原因になりやすい箇所です。
浮きが起こると隙間ができるため、強風で飛ばされる可能性も上がります。
浮きが起こると隙間ができるため、強風で飛ばされる可能性も上がります。
棟板金の浮きやはがれはどうする?
棟板金は、貫板という木製もしくは樹脂製の板に釘やビスなどで固定されています。
この、貫板や釘・ビスが腐食しにくい素材のものを選ぶことも予防になります。
また、何よりも、定期的な点検をすることで、釘やビスが抜けてしまう前に気付くことが一番の予防です。
雨風の振動により、自然に抜けてしまうものなので、抜けること自体を防ぐのは難しいことです。
であれば、早期発見のための定期点検。ということになります。
特に、普段見えないところでありながらトラブルが多く影響が大きい場所であることから、悪徳業者の手口にも使われやすい場所です。
そういった業者に不安な思いをさせられたり、だまされたりしないためにも、信頼できる屋根業者の無料点検などを活用し、定期的な点検と補修をしておきましょう。
この、貫板や釘・ビスが腐食しにくい素材のものを選ぶことも予防になります。
また、何よりも、定期的な点検をすることで、釘やビスが抜けてしまう前に気付くことが一番の予防です。
雨風の振動により、自然に抜けてしまうものなので、抜けること自体を防ぐのは難しいことです。
であれば、早期発見のための定期点検。ということになります。
特に、普段見えないところでありながらトラブルが多く影響が大きい場所であることから、悪徳業者の手口にも使われやすい場所です。
そういった業者に不安な思いをさせられたり、だまされたりしないためにも、信頼できる屋根業者の無料点検などを活用し、定期的な点検と補修をしておきましょう。
スレート屋根の浮き・反り
スレート材は、セメントや繊維などを混ぜて作られています。
そのため、屋根材の表面の塗装によって作られた塗膜が、紫外線や雨などによる外的刺激や経年劣化によって剥がれていくと、防水性を欠き、吸水してしまいます。
天気のいい日にはそれが乾燥します。
それを繰り返すことで反りやすくなりそのうちヒビやカケ・割れの原因となります。
そのため、屋根材の表面の塗装によって作られた塗膜が、紫外線や雨などによる外的刺激や経年劣化によって剥がれていくと、防水性を欠き、吸水してしまいます。
天気のいい日にはそれが乾燥します。
それを繰り返すことで反りやすくなりそのうちヒビやカケ・割れの原因となります。
反りが酷くなると割れてしまうため、「これだと分かりやすい!」という写真をちょっと見つけられず、反りが分かりにくい画像で大変恐縮ですが、上の画像のような状態です(苦笑)
下3列目の中央当たり、隣の屋根材との段差があるの分かりますかね・・・。
この、スレート屋根の浮きや反りの部分も、風がその部分から巻き込むことで屋根の損傷の原因となりますので、注意ポイントなのです。
下3列目の中央当たり、隣の屋根材との段差があるの分かりますかね・・・。
この、スレート屋根の浮きや反りの部分も、風がその部分から巻き込むことで屋根の損傷の原因となりますので、注意ポイントなのです。
スレート屋根の浮き・反りはどうする?
やや浮きが見られる程度の軽傷なうちは、塗装の際に補修作業で多少の補正は可能ですが、反りが大きくなると話が変わってきます。
反りは屋根材そのものの変化で一度反ってしまうと元には戻りませんので、補修方法がありません。
とはいえ、スレート屋根は、瓦屋根のように「その部分だけ」と瓦を再利用して・・・という補修ができません。
ある程度の範囲を剥がし、新しい屋根材を用意して張り替えることになりますので、損傷範囲以上の修復が必要となります。
そして、全体的に損傷がひどくなっていれば、葺き替えもしくは屋根カバー工法で、屋根を新しくする方法などで対応することとなりますので、できるだけ早めに気付けるよう、定期的な点検をおススメしております。
反りは屋根材そのものの変化で一度反ってしまうと元には戻りませんので、補修方法がありません。
とはいえ、スレート屋根は、瓦屋根のように「その部分だけ」と瓦を再利用して・・・という補修ができません。
ある程度の範囲を剥がし、新しい屋根材を用意して張り替えることになりますので、損傷範囲以上の修復が必要となります。
そして、全体的に損傷がひどくなっていれば、葺き替えもしくは屋根カバー工法で、屋根を新しくする方法などで対応することとなりますので、できるだけ早めに気付けるよう、定期的な点検をおススメしております。
まとめ
強風は、時に屋根に大きなダメージを与えるきっかけとなります。
台風のような大きな被害のない今のうちに、屋根を一度点検しておくと良いかもしれません。
ちょっとした浮きのうちに直しておけば、被害に遭わずに済んだのに・・・ということはよくある話です。
屋根だけでなくおすまいの不具合は、どうしても後回しにしがちで、「壊れたらその時まとめて直せばいい」と考えられる方も多いですが、ほったらかしにしておくことで劣化の進行が早まったり2次被害的に損傷が広がることが起こりやすくなります。
長い目で見ると、傷が浅いうちに補修していく方が予算がかからず、被害も小さく済ませられますので、オススメです。
私たち、街の屋根やさん宮崎店では、無料での点検をいたしております。
普段見えない屋根の上ですので、私たち専門家にお任せください。
その際に、屋根以外にもご不安なことや心配事があればお話しください(^^)
台風のような大きな被害のない今のうちに、屋根を一度点検しておくと良いかもしれません。
ちょっとした浮きのうちに直しておけば、被害に遭わずに済んだのに・・・ということはよくある話です。
屋根だけでなくおすまいの不具合は、どうしても後回しにしがちで、「壊れたらその時まとめて直せばいい」と考えられる方も多いですが、ほったらかしにしておくことで劣化の進行が早まったり2次被害的に損傷が広がることが起こりやすくなります。
長い目で見ると、傷が浅いうちに補修していく方が予算がかからず、被害も小さく済ませられますので、オススメです。
私たち、街の屋根やさん宮崎店では、無料での点検をいたしております。
普段見えない屋根の上ですので、私たち専門家にお任せください。
その際に、屋根以外にもご不安なことや心配事があればお話しください(^^)