屋根リフォームをする際、複数の業者に見積りを依頼して一番条件の良い業者を
選ぶことは非常に重要です。
しかし、どこに見積りを依頼しても変わらないはずの屋根面積が業者ごとに違っていたら、
どの見積りが正しいのかわからなくなってしまいます。
この記事では、屋根面積の出し方をわかりやすく解説します。
具体的には以下の内容を解説します。
l 簡単な屋根面積の出し方
l 正確な屋根面積の出し方
l 屋根面積を求める際のポイント
屋根面積の出し方がわかれば、
正しい見積りを出した業者を見分けられるようになるでしょう。
まずは、簡単な屋根面積の求め方をご紹介します。
おおよその屋根面積は、1階の床面積から求められます。
屋根面積=1階の床面積×1.5
床面積がわからない場合は、以下の式を使って坪数から床面積を出してください。
床面積=坪数×3.31
後ほど詳しくご説明しますが、実際の屋根面積は屋根勾配などによって異なります。
床面積から求められる屋根面積は、あくまでも概算であることを覚えておいてください。
また、1階部分の一部を車庫や作業場に使用している「ピロティ」などの建築形式の場合、
1階の床面積から屋根面積を求めることはできません。
1階よりも2階の床面積が大きい場合は、2階の床面積に「1.5」をかけてください。
屋根材が瓦の場合、瓦の枚数からも屋根面積を求められます。
一般的な和瓦の場合、1坪あたり約53枚の瓦が使われているため、
屋根面積を求める式は以下のようになります。
屋根面積=瓦の総枚数÷53×3.31
瓦の縦と横の枚数を数えると全体数がわかりますので、ぜひ試してみてください。
では、正確な屋根面積はどのようにして求めるのでしょうか。
正確な屋根面積は、図面に記載された寸法を使用して求めます。
屋根面積を求める式は、以下の通りです。
屋根面積=水平投影面積×勾配伸び率+軒出面積(水平投影面積に含まれるものを除く)
水平投影面積とは、屋根を真上から見た際の面積です。
基本的に床面積と軒出面積を足したものになります。
勾配伸び率とは、屋根勾配によって変化する斜面の長さを求める比率です。
屋根勾配と勾配伸び率の一覧は、以下のとおりです。
屋根勾配は、住宅の図面の中に「寸法勾配」か「分数勾配」のどちらかで記載されてありますので、
探してみてください。
水平投影面積に含まれない軒の出とは、1階と2階にそれぞれ屋根がある状況で、
真上から見た際に重なっている部分です。
図面がない場合は、実際に現場で以下の寸法を計測して屋根面積を求めます。
l 建物の幅と奥行き
l 軒の出
l 屋根勾配
業者が見積りを出す際は、実際に寸法を測って屋根面積を出す場合がほとんどでしょう。
屋根面積を求める際のポイントを2つご紹介します。
同じ床面積でも、屋根勾配によって屋根面積は変わります。
なぜなら、ピタゴラスの定理により、勾配が急になるにつれて斜面が長くなるからです。
したがって、屋根勾配が急になるほど屋根面積は大きくなっていきます。
下記のような一般的な屋根形状の場合、軒の出と勾配が同じであれば屋根面積はそこまで変わりません。
l 切妻屋根
l 寄棟屋根
l 片流れ屋根
しかし、以下のような
特殊な屋根形状の場合は、実際の寸法を計測しなければ正確な屋根面積は出せません。
○入母屋屋根
○折半屋根
ご自宅の屋根形状を確認して、屋根面積を出してみてください。
大まかな屋根面積を知っていると、見積りの矛盾点を見つけられるようになります。
もし、見積りの屋根面積に不安を感じた場合は、
業者にどのようにして屋根面積を出したかを確認してみてください。
後悔しない屋根リフォームを行うために、信頼できる業者を選択しましょう。
屋根リフォームの費用相場については、
「屋根リフォーム費用を工程・材料ごとにチェック!安くする方法も注目」
で詳しく解説しています。
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