宮崎の屋根リフォーム│屋根の隙間は善か悪か?
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎でおすまいのリフォームをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
屋根のトラブルがあると大変ですが、どういったトラブルが思い浮かびますか?
恐らく、屋根のトラブルで気になることのひとつに「雨漏り」があると思います。
実は雨漏りの原因は屋根以外にもいろいろあります。
とはいえ、圧倒的に屋根に何らかの不具合があることが多く、屋根からの雨漏りを防ぐにはどのようにしたらよいか考えると、屋根の上には隙間があることは良くないように思えますよね。
実は、屋根には必要な隙間もあるのです。
この意外な事実。
どういったことなのかお話ししたいと思います。
宮崎でおすまいのリフォームをお考えの方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
屋根のトラブルがあると大変ですが、どういったトラブルが思い浮かびますか?
恐らく、屋根のトラブルで気になることのひとつに「雨漏り」があると思います。
実は雨漏りの原因は屋根以外にもいろいろあります。
とはいえ、圧倒的に屋根に何らかの不具合があることが多く、屋根からの雨漏りを防ぐにはどのようにしたらよいか考えると、屋根の上には隙間があることは良くないように思えますよね。
実は、屋根には必要な隙間もあるのです。
この意外な事実。
どういったことなのかお話ししたいと思います。
屋根のトラブルとなる隙間
まずは、想像しやすい、「屋根に隙間があったら良くないはずだ!」という方からお話ししましょう。
屋根材のズレや破損
屋根材がズレてしまったり、破損して割れたり欠落してしまってできてしまう隙間はトラブルのもとでしかありません。
当然ですが、ズレや破損によって隙間ができることによって、屋根の表面での「一次防水」と呼ばれる、屋根の防水機能が弱まります。
屋根の内部への水の侵入を許してしまいます。
屋根は、屋根材だけでなく、屋根下地にある、ルーフィング(防水紙)という「2次防水」のためのものがあります。
実は、屋根の表面にある屋根材に損傷が起こっても、このルーフィングに不具合が起こっていなければ雨漏りに直結せずに済む場合がほとんどです。
とはいえ、屋根材のズレや欠損により、ルーフィングが表面に露出した場合、当然ルーフィングにキズが付いたり、直射日光や雨による劣化の進行が加速します。
ルーフィングが劣化することにより、ルーフィングよりも下の層(家・屋根の内部)に水が浸入すると、雨漏りになります。
ルーフィングの下は、野地板・垂木・・・と、木材でできているものが多く、この部分に水が染み込むことは更におすまいの構造自体を弱める劣化に発展します。
湿気によるカビや腐食、シロアリの発生といった、木造住宅の天敵の好む環境が作られていきます。
このように、屋根材に隙間ができることは、屋根下地といった構造部にまで影響するため、絶対に見逃してはならない隙間だと言えます。
当然ですが、ズレや破損によって隙間ができることによって、屋根の表面での「一次防水」と呼ばれる、屋根の防水機能が弱まります。
屋根の内部への水の侵入を許してしまいます。
屋根は、屋根材だけでなく、屋根下地にある、ルーフィング(防水紙)という「2次防水」のためのものがあります。
実は、屋根の表面にある屋根材に損傷が起こっても、このルーフィングに不具合が起こっていなければ雨漏りに直結せずに済む場合がほとんどです。
とはいえ、屋根材のズレや欠損により、ルーフィングが表面に露出した場合、当然ルーフィングにキズが付いたり、直射日光や雨による劣化の進行が加速します。
ルーフィングが劣化することにより、ルーフィングよりも下の層(家・屋根の内部)に水が浸入すると、雨漏りになります。
ルーフィングの下は、野地板・垂木・・・と、木材でできているものが多く、この部分に水が染み込むことは更におすまいの構造自体を弱める劣化に発展します。
湿気によるカビや腐食、シロアリの発生といった、木造住宅の天敵の好む環境が作られていきます。
このように、屋根材に隙間ができることは、屋根下地といった構造部にまで影響するため、絶対に見逃してはならない隙間だと言えます。
屋根に必要な隙間
そして、こちらが意外なものですね。
「屋根に隙間が必要ってどういうことなの?」と驚いている方もいらっしゃるかもしれませんね。
その理由をお話しします。
「屋根に隙間が必要ってどういうことなの?」と驚いている方もいらっしゃるかもしれませんね。
その理由をお話しします。
縁切り
こちらは、スレート屋根で必要となる隙間作りの方法です。
左の画像は、手作業で行っているものですが、「縁切り」と呼ばれるもので、スレート屋根の塗装時に行う重要な作業のひとつです。
左の画像は、手作業で行っているものですが、「縁切り」と呼ばれるもので、スレート屋根の塗装時に行う重要な作業のひとつです。
スレート屋根は、薄く厚みがないため、塗装の際に、重なりの部分に塗料が吸い込まれやすい特徴があります。
屋根材と屋根材の重なり部分に塗料が吸い込み、その状態で乾燥すると、屋根材同士がくっついて隙間が無くなります。
こうなると、屋根材の下に水が入ってこなさそうで良いことのようにみえますが、100%密閉されているわけではありません。
必ず、屋根材の下に多少の水の侵入が起こることはあり、それを防ぐことは出来ません。
であれば、侵入した水を適切に排水させることが必要ということになります。
その際、前述の通り、塗料が固まって隙間をなくしてしまうと、排水されにくく、屋根材の下に水が溜まってしまうこととなります。
そうならないために、手作業で「縁切り」という作業を行うのが1つの予防方法です。
屋根材と屋根材の重なり部分に塗料が吸い込み、その状態で乾燥すると、屋根材同士がくっついて隙間が無くなります。
こうなると、屋根材の下に水が入ってこなさそうで良いことのようにみえますが、100%密閉されているわけではありません。
必ず、屋根材の下に多少の水の侵入が起こることはあり、それを防ぐことは出来ません。
であれば、侵入した水を適切に排水させることが必要ということになります。
その際、前述の通り、塗料が固まって隙間をなくしてしまうと、排水されにくく、屋根材の下に水が溜まってしまうこととなります。
そうならないために、手作業で「縁切り」という作業を行うのが1つの予防方法です。
そして、もう1つの方法が、タスペーサーと呼ばれる器具を使うことです。
塗装のタイミングで屋根材の重なり部分に差し込んでいく作業を行うことで縁切りを行います。
この作業を行うことで、屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保することが出来ます。
塗装のタイミングで屋根材の重なり部分に差し込んでいく作業を行うことで縁切りを行います。
この作業を行うことで、屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保することが出来ます。
タスペーサーを用いると、その分の資材の費用はかかりますが、手作業での縁切りよりも短時間で施工できるため、その分の人件費を抑えることが出来ます。
また、屋根材にキズを付けにくいこともあり、屋根塗装の際にはタスペーサーを使用することが主流になりつつあります。
新築での施工時は、塗装された屋根材を設置するため必要ありませんが、塗装の際には必ず縁切りを行い、屋根材の隙間を確保しましょう。
また、屋根材にキズを付けにくいこともあり、屋根塗装の際にはタスペーサーを使用することが主流になりつつあります。
新築での施工時は、塗装された屋根材を設置するため必要ありませんが、塗装の際には必ず縁切りを行い、屋根材の隙間を確保しましょう。
正しいラバーロック
瓦屋根のズレ防止で行う処理方法で、「ラバーロック」と呼ばれる工法があります。
写真のように、山の部分だけといった、「一部分だけ」をシーリング材(コーキング材)で固定するものです。
写真のように、山の部分だけといった、「一部分だけ」をシーリング材(コーキング材)で固定するものです。
おすまいの立地が強風であったり、何らかの理由で瓦がズレやすい場合に行う方法ですが、重要なのは「一部分だけ」ということです。
ここまで読み進めた方には想像がついたかもしれませんね。
瓦屋根の場合も、スレート屋根同様、必ず屋根材の下に侵入する水がある以上、排水経路を残しておく必要があるのです。
そのため、ズレ防止の為なら、四方を塗り固めた方が良いと考えられる方もいるかもしれませんが、大間違いです。
画像のように、1点のみを固定する、もしくは縦の線で固定し、横の線では固定しないといった工夫が必要なのです。
ここまで読み進めた方には想像がついたかもしれませんね。
瓦屋根の場合も、スレート屋根同様、必ず屋根材の下に侵入する水がある以上、排水経路を残しておく必要があるのです。
そのため、ズレ防止の為なら、四方を塗り固めた方が良いと考えられる方もいるかもしれませんが、大間違いです。
画像のように、1点のみを固定する、もしくは縦の線で固定し、横の線では固定しないといった工夫が必要なのです。
適切な量の漆喰
瓦屋根の場合、漆喰の経年劣化により痩せてしまったり、硬くなってこぼれ落ちたりすることで、瓦の下に隙間ができてしまうことがあります。
その隙間からの雨の侵入が原因で雨漏りをすることがあります。
この隙間は、修繕すべき不具合の方の隙間です。
その隙間からの雨の侵入が原因で雨漏りをすることがあります。
この隙間は、修繕すべき不具合の方の隙間です。
ですが、その修繕の際の漆喰の量には注意が必要です。
漆喰の役割は、あくまでも、瓦を固定し、隙間をふさぐことです。
吸湿性も高く、屋根の内部との湿度調整にも一役買っているのが漆喰です。
過剰に塗り固めてしまうと、これもまた雨の排水経路を奪ってしまいます。
当然少なすぎても隙間ができてしまいますので、熟練の職人さんの腕がものをいう作業ですね!
漆喰の役割は、あくまでも、瓦を固定し、隙間をふさぐことです。
吸湿性も高く、屋根の内部との湿度調整にも一役買っているのが漆喰です。
過剰に塗り固めてしまうと、これもまた雨の排水経路を奪ってしまいます。
当然少なすぎても隙間ができてしまいますので、熟練の職人さんの腕がものをいう作業ですね!
まとめ
スレート屋根でも瓦屋根でも、隙間がある!と思ってシーリング材でその隙間を埋めてしまうという誤ったDIYをされる場合がよく見られます。
繰り返しになりますが、屋根材と屋根材の隙間は、屋根内部の排水を上手く行うために必要なものです。
むやみにシーリング材で埋めてしまうことはお控えください。
誤った箇所を埋めてしまうと、これまで排水できていた経路が塞がれ、今まで以上に屋根材の下に水がたまりやすくなることが原因で雨漏りが悪化することがあります。
また、排水が上手くできなくなったことにより、今までは漏れていなかった箇所からも雨漏りが始まるということもあります。
そういった、誤ったDIYなどを行わないためにも、まずは、私たち街の屋根やさん宮崎店にご相談ください!
無料点検をおこない、適切なメンテナンス方法のご提案とお見積りをさせていただきます。
餅は餅屋。
屋根は屋根の専門店にお任せください♪
繰り返しになりますが、屋根材と屋根材の隙間は、屋根内部の排水を上手く行うために必要なものです。
むやみにシーリング材で埋めてしまうことはお控えください。
誤った箇所を埋めてしまうと、これまで排水できていた経路が塞がれ、今まで以上に屋根材の下に水がたまりやすくなることが原因で雨漏りが悪化することがあります。
また、排水が上手くできなくなったことにより、今までは漏れていなかった箇所からも雨漏りが始まるということもあります。
そういった、誤ったDIYなどを行わないためにも、まずは、私たち街の屋根やさん宮崎店にご相談ください!
無料点検をおこない、適切なメンテナンス方法のご提案とお見積りをさせていただきます。
餅は餅屋。
屋根は屋根の専門店にお任せください♪