宮崎の屋根やさんコラム│春に向けて植物が芽吹きます
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
今日で2月も終わり、明日からは3月です。
3月というと一気に春の兆しがみられてくると思います。
徐々に山や公園、お庭の木々などの植物に新芽が芽吹いたり、花のつぼみが膨らんだりと、春の気配を感じ始めることが多くなりますね。
そして、「そんなとこにも?」と、屋根の上に植物が生えてきているのが見られることがあります。
これ、実はNGです。
屋根の上に花が咲いてる!カワイイ!
と思うような植物が生えることもありますが、意図せず生える植物は、屋根の劣化を促す原因です。
どうして屋根の上に植物が育ってしまうのか。
それがどうしてよくないことなのか、お話ししたいと思います。
宮崎から、屋根に関するちょっとした豆知識やお役立ち情報をお伝えしていきます(^^)
今日で2月も終わり、明日からは3月です。
3月というと一気に春の兆しがみられてくると思います。
徐々に山や公園、お庭の木々などの植物に新芽が芽吹いたり、花のつぼみが膨らんだりと、春の気配を感じ始めることが多くなりますね。
そして、「そんなとこにも?」と、屋根の上に植物が生えてきているのが見られることがあります。
これ、実はNGです。
屋根の上に花が咲いてる!カワイイ!
と思うような植物が生えることもありますが、意図せず生える植物は、屋根の劣化を促す原因です。
どうして屋根の上に植物が育ってしまうのか。
それがどうしてよくないことなのか、お話ししたいと思います。
屋根の上の植物とは?
屋根の上に生える植物
屋根の表面に植物が生えているのを見たことがあるでしょうか。
こちらの写真は廃墟・・・でありちょっと大げさですが、草が生えたりツタがはっていたり。
住んでいる家で屋根の表面に植物なんて・・・と思ってしまいますが、そんなことはありません。
こちらの写真は廃墟・・・でありちょっと大げさですが、草が生えたりツタがはっていたり。
住んでいる家で屋根の表面に植物なんて・・・と思ってしまいますが、そんなことはありません。
多くのおすまいで、ある一定の劣化状態になるとコケの発生が見られます。
屋根材が防水性を欠いてくると、屋根材に水が含まれた状態が続き、その結果、そこにコケが生えるということが起こりやすくなるのです。
生えたコケなどにより屋根材に一定の水分を保ちやすい環境ができてくると、次第にコケやカビ以外の植物まで生えてくるようになります。
この時、防水性はほぼ失われている劣化状態であることが予想されます。
瓦屋根の場合の植物は原因が異なってきます。
この場合、セメント瓦の場合は防水性の欠如の場合もありますが、屋根材起因ではなく、瓦を固定するために使われている漆喰や土が表面にこぼれたことが原因である場合があります。
この場合も、葺き直しや棟の取り直しをするメンテナンス時期のサインです。
瓦を屋根の上に固定するためのものがこぼれているということなので、瓦の固定が甘くなっている可能性が高いです。
そのまま放置しておくと、瓦のズレや外れの原因となりますので同様に放置はしないようにしましょう。
瓦は重量があり、屋根の破損だけではなく、落下した際の事故やけがの心配もありますので気を付けましょう。
屋根材が防水性を欠いてくると、屋根材に水が含まれた状態が続き、その結果、そこにコケが生えるということが起こりやすくなるのです。
生えたコケなどにより屋根材に一定の水分を保ちやすい環境ができてくると、次第にコケやカビ以外の植物まで生えてくるようになります。
この時、防水性はほぼ失われている劣化状態であることが予想されます。
瓦屋根の場合の植物は原因が異なってきます。
この場合、セメント瓦の場合は防水性の欠如の場合もありますが、屋根材起因ではなく、瓦を固定するために使われている漆喰や土が表面にこぼれたことが原因である場合があります。
この場合も、葺き直しや棟の取り直しをするメンテナンス時期のサインです。
瓦を屋根の上に固定するためのものがこぼれているということなので、瓦の固定が甘くなっている可能性が高いです。
そのまま放置しておくと、瓦のズレや外れの原因となりますので同様に放置はしないようにしましょう。
瓦は重量があり、屋根の破損だけではなく、落下した際の事故やけがの心配もありますので気を付けましょう。
雨樋に生える植物
こちらのように、雨樋に植物が生えているのを見たことがある方は多いかもしれませんね。
屋根表面の植物と違い、屋根材に関わらず雨樋は存在することもその理由ですが、屋根の表面と違い、雨樋はそこに土がたまったり積もったりしやすいという形状も起因します。
屋根表面の植物と違い、屋根材に関わらず雨樋は存在することもその理由ですが、屋根の表面と違い、雨樋はそこに土がたまったり積もったりしやすいという形状も起因します。
雨樋は、本来、屋根から流れ落ちてくる雨水を受け止め、適切に建物の外に排水させることが目的です。
この雨樋に植物が生えている状態は、雨樋にとって非常に問題の多い状態です。
植物やコケの発生により、水の流れる量が減り、樋の側面からあふれ出してしまいます。
そうなりますと、外壁に汚れた雨水がかかりやすくなりますし、地上にボタボタと落ちる雨水がはねて泥水がかかることもあります。
そして、本来なら竪樋を通して下水に流れ込むものが家の周りに水たまりのようにたまっていきます。
場合によっては、詰まってしまい完全に流れなくなることもあります。
そのようにして雨樋の上に物がたまったり、水の流れに無理が出てくると、雨樋そのものの変形や外れる原因になったり、様々な劣化損傷の原因になっていきます。
雨樋の詰まりと、雨樋の植物はお互いに相乗効果で悪化していくため、どちらかの兆候が見られた場合は早めに清掃などのメンテナンスを行い、雨樋自体の変形や損傷を防ぎましょう。
この雨樋に植物が生えている状態は、雨樋にとって非常に問題の多い状態です。
植物やコケの発生により、水の流れる量が減り、樋の側面からあふれ出してしまいます。
そうなりますと、外壁に汚れた雨水がかかりやすくなりますし、地上にボタボタと落ちる雨水がはねて泥水がかかることもあります。
そして、本来なら竪樋を通して下水に流れ込むものが家の周りに水たまりのようにたまっていきます。
場合によっては、詰まってしまい完全に流れなくなることもあります。
そのようにして雨樋の上に物がたまったり、水の流れに無理が出てくると、雨樋そのものの変形や外れる原因になったり、様々な劣化損傷の原因になっていきます。
雨樋の詰まりと、雨樋の植物はお互いに相乗効果で悪化していくため、どちらかの兆候が見られた場合は早めに清掃などのメンテナンスを行い、雨樋自体の変形や損傷を防ぎましょう。
屋根の上に植物が生える原因は?
飛来してくる種
多いのは、風に飛ばされてやってくる種子や胞子です。
その際には、土砂も一緒に舞っているため、土と種子が屋根や雨樋に積もり、そこに雨水や日光という発芽条件が整うと発芽します。
この時、屋根材の塗装がしっかりしているうちは、塗装によって作られた塗膜により、防水性があり、飛んできた汚れも含めてはじいてくれるため、雨が降る度に洗い流されていきます。
この塗膜が劣化していくと、次第に屋根材が雨水をはじけなくなり、徐々にこびりついていきます。
雨傘で、新品の時は撥水加工で水玉が転がるように水をはじいているのが、徐々に劣化に伴い表面を流れるだけになり、最後は「もしかしたら染み込んでる?」という状態に劣化していきますね。
屋根の防水性は、あの状態を想像してもらえると分かりやすいかもしれませんね。
その際には、土砂も一緒に舞っているため、土と種子が屋根や雨樋に積もり、そこに雨水や日光という発芽条件が整うと発芽します。
この時、屋根材の塗装がしっかりしているうちは、塗装によって作られた塗膜により、防水性があり、飛んできた汚れも含めてはじいてくれるため、雨が降る度に洗い流されていきます。
この塗膜が劣化していくと、次第に屋根材が雨水をはじけなくなり、徐々にこびりついていきます。
雨傘で、新品の時は撥水加工で水玉が転がるように水をはじいているのが、徐々に劣化に伴い表面を流れるだけになり、最後は「もしかしたら染み込んでる?」という状態に劣化していきますね。
屋根の防水性は、あの状態を想像してもらえると分かりやすいかもしれませんね。
鳥や虫のフンや食べかす
自然の風で飛ばされてくるだけでなく、地上を飛んでいる鳥や虫が屋根の上にフンを落とすこともあります。
そのフンに混ざったものが原因で植物が生えることもあります。
特に鳥は木の実を食べますが、屋根の上で食べてそこにこぼしていくこともあります。
飛んでくるものだけでなく、持ってくるものもありますが、屋根の上は見えないのでわからない・・・のが当然です。
そのフンに混ざったものが原因で植物が生えることもあります。
特に鳥は木の実を食べますが、屋根の上で食べてそこにこぼしていくこともあります。
飛んでくるものだけでなく、持ってくるものもありますが、屋根の上は見えないのでわからない・・・のが当然です。
屋根の上の植物は放置しても大丈夫?
その答えは、当然「大丈夫ではありません」です!
屋根の上の植物の起こす不具合
雨樋についてはすでに放置してしまうと害が出ることをお伝えしました。
屋根材についても同様に、放置してしまうとよくありません。
屋根にコケやカビが生えてくる原因を、屋根材の防水性が欠いたことだということは前述の通りです。
逆に言うと、屋根にコケやカビが生えてきた時点で、屋根の塗装の塗膜の劣化が進行しているサインです。
劣化が酷くなる前に塗装をすることで屋根材そのものの割れや欠けなどの損傷を防ぎ、耐久年数を延ばすことが出来ます。
放置していると、吸水と乾燥を繰り返すことにより、次第に反りはじめ割れや欠けの原因となります。
その反りによる変形が原因で屋根材が外れることもあります。
そして、その状態が更に進行すると屋根下地に残る水や湿気が多くなる時間が長くなり、屋根の下地である防水紙の劣化も進行します。
コケやカビだけでなく植物が根を張ればその劣化スピードは加速します。
屋根の表面部分である屋根材だけでなく、屋根下地まで交換が必要になると、そのメンテナンスにかかる期間・費用共に大きなものとなりますので、屋根下地の部分に関しては、耐久年数を少しでも延ばせるよう気を付けたいものです。
瓦屋根で、漆喰や土葺き屋根の場合の植物は原因が異なってきます。
この場合、セメント瓦の場合は防水性の欠如の場合もありますが、粘土瓦など屋根材起因ではなく、瓦のズレにより、漆喰や土が表面にこぼれたことが原因である場合があります。
瓦の固定が甘くなっている可能性が高いですので、このまま放置しておくと、瓦のズレや外れの原因となりますので同様に放置はしないようにしましょう。
屋根材についても同様に、放置してしまうとよくありません。
屋根にコケやカビが生えてくる原因を、屋根材の防水性が欠いたことだということは前述の通りです。
逆に言うと、屋根にコケやカビが生えてきた時点で、屋根の塗装の塗膜の劣化が進行しているサインです。
劣化が酷くなる前に塗装をすることで屋根材そのものの割れや欠けなどの損傷を防ぎ、耐久年数を延ばすことが出来ます。
放置していると、吸水と乾燥を繰り返すことにより、次第に反りはじめ割れや欠けの原因となります。
その反りによる変形が原因で屋根材が外れることもあります。
そして、その状態が更に進行すると屋根下地に残る水や湿気が多くなる時間が長くなり、屋根の下地である防水紙の劣化も進行します。
コケやカビだけでなく植物が根を張ればその劣化スピードは加速します。
屋根の表面部分である屋根材だけでなく、屋根下地まで交換が必要になると、そのメンテナンスにかかる期間・費用共に大きなものとなりますので、屋根下地の部分に関しては、耐久年数を少しでも延ばせるよう気を付けたいものです。
瓦屋根で、漆喰や土葺き屋根の場合の植物は原因が異なってきます。
この場合、セメント瓦の場合は防水性の欠如の場合もありますが、粘土瓦など屋根材起因ではなく、瓦のズレにより、漆喰や土が表面にこぼれたことが原因である場合があります。
瓦の固定が甘くなっている可能性が高いですので、このまま放置しておくと、瓦のズレや外れの原因となりますので同様に放置はしないようにしましょう。
例外としての屋上庭園
家のデザインとして、屋根の上に花壇を敷いたように作られているものがあります。
これは、自然に生えたものではなく、屋根の上を花壇にするために、特別な防水処理などを施して作られているものです。
劣化などが原因で自然発生したものとは異なりますので誤解のないようお願いいたします。
「あれと一緒じゃん、おしゃれになった!」と、放置しないようにしましょう。
これは、自然に生えたものではなく、屋根の上を花壇にするために、特別な防水処理などを施して作られているものです。
劣化などが原因で自然発生したものとは異なりますので誤解のないようお願いいたします。
「あれと一緒じゃん、おしゃれになった!」と、放置しないようにしましょう。
まとめ
春が来ると、木々の新芽や花を見て「春が来た」と明るい気分になりますが、生えてきてはいけない場所に育つ植物もあることが分かりました。
これからは、おすまいに植物が生えていたら癒されずに「点検時期が来た!」と思っていただけたらと思います。
もちろん、点検時期が来た=必ずしも再塗装・屋根材の葺き替え。ということではありません。
おすまいの状態に合わせたメンテナンスがあります。
当然、あと何年そのお住まいに住まわれるのかといったライフプランや、ご予算もあります。
そういったことを総合的に見て、一番良いメンテナンス方法を私たち屋根の専門家はご提案できます!
街の屋根やさん宮崎店では、無料で点検を行い、おすまいの状態と、お住まいの方のご要望などをお聞きした上でご提案させていただきます。
お悩みの大きさ、大小関わらず、お気軽にお声かけください。
これからは、おすまいに植物が生えていたら癒されずに「点検時期が来た!」と思っていただけたらと思います。
もちろん、点検時期が来た=必ずしも再塗装・屋根材の葺き替え。ということではありません。
おすまいの状態に合わせたメンテナンスがあります。
当然、あと何年そのお住まいに住まわれるのかといったライフプランや、ご予算もあります。
そういったことを総合的に見て、一番良いメンテナンス方法を私たち屋根の専門家はご提案できます!
街の屋根やさん宮崎店では、無料で点検を行い、おすまいの状態と、お住まいの方のご要望などをお聞きした上でご提案させていただきます。
お悩みの大きさ、大小関わらず、お気軽にお声かけください。