宮崎の屋根やさんコラム│屋根材ってどうやって水をはじくの?
街の屋根やさん宮崎店です。
宮崎で屋根にお悩みのある方に役立つ情報をお伝えしていきます(^^)
雨が降ると、家の屋根が水をはじいてくれるおかげで家の中には水が入ってきません。
では、家の屋根はどのように雨水をはじいているのでしょうか?
屋根の防水はどのようにできているのでしょうか?
屋根の上には、1次防水と2次防水と呼ばれる2つの防水があることで家の中に水が入ってこないように作られています。
というわけで、1次防水、2次防水、それぞれ2回に分けてお話ししていきたいと思います。
今回は、まず、1次防水ともいわれている、屋根材による防水について見ていきましょう。
1次防水と2次防水って?
屋根の防水には、1次防水・2次防水とあると言いましたが、どういうことでしょうか?
ざっくりというと、屋根の表面で守る屋根材が1次防水で、その下に侵入してきた水から守る屋根下地が2次防水です。
そして、今回は、その1次防水に当たる屋根材についてお話していきます。
屋根材は種類が色々あり、その材質により防水方法が変わってきますので、主な屋根材について、屋根材別に見ていきたいと思います。
ざっくりというと、屋根の表面で守る屋根材が1次防水で、その下に侵入してきた水から守る屋根下地が2次防水です。
そして、今回は、その1次防水に当たる屋根材についてお話していきます。
屋根材は種類が色々あり、その材質により防水方法が変わってきますので、主な屋根材について、屋根材別に見ていきたいと思います。
屋根材による防水方法とメンテナンスの違い
瓦屋根(粘土瓦)
瓦屋根は、粘土が主原料となっているものとそうでないものがあり、その違いによって、防水性やメンテナンス方法が変わってきます。
まずは、粘土瓦についてお話しします。
粘土瓦は、その名の通り、粘土を主成分としているため、瓦自体が吸水することがない素材です。
まずは、粘土瓦についてお話しします。
粘土瓦は、その名の通り、粘土を主成分としているため、瓦自体が吸水することがない素材です。
昔から多く使われているのがこの粘土瓦であるため、「瓦屋根=メンテナンスフリー」と言われることがありますが、これには少し注意が必要なのです。
確かに瓦屋根自体は割れたりするなどの破損がない限り使い続けることが可能であり、歴史的建造物などには数百年も昔の瓦が今でも使われていたりします。
ですが、瓦を固定する漆喰や、瓦の下にある防水紙であったり、「屋根」そのものがメンテナンスフリーということはありませんのでご注意ください。
また、「粘土」で作られた瓦はそうであっても、次に紹介する「セメント」を主原料とする瓦はまたお手入れが変わってきますのでご注意ください。
確かに瓦屋根自体は割れたりするなどの破損がない限り使い続けることが可能であり、歴史的建造物などには数百年も昔の瓦が今でも使われていたりします。
ですが、瓦を固定する漆喰や、瓦の下にある防水紙であったり、「屋根」そのものがメンテナンスフリーということはありませんのでご注意ください。
また、「粘土」で作られた瓦はそうであっても、次に紹介する「セメント」を主原料とする瓦はまたお手入れが変わってきますのでご注意ください。
瓦屋根(セメント瓦・モニエル瓦)
セメント瓦・モニエル瓦は、主成分がセメント・コンクリートでできています。
そのため、粘土瓦とは全く別物の瓦です。
モニエル瓦は、セメントに砂利を混ぜたコンクリートが原料ですので、それぞれ主成分としてはセメントが使用されています。
そのため、粘土瓦とは全く別物の瓦です。
モニエル瓦は、セメントに砂利を混ぜたコンクリートが原料ですので、それぞれ主成分としてはセメントが使用されています。
セメントは、粘土とは違って吸水性があるため、見た目は粘土瓦と似ていても、性能やメンテナンス方法が変わってきます。
この「吸水性」がメンテナンスに大きな違いをもたらし、屋根材としての重要な違いです。
この吸水性がある屋根材に防水性を持たせるために必要なのが、塗装です。
塗装することで、屋根材に塗膜を作ることで防水性を持たせています。
塗料によって作られた塗膜は、日光や雨などを主な要因として経年劣化を起こします。
その結果、徐々に塗膜が薄くなり剥がれていくにつれて、屋根材の防水性が失われていきます。
防水性が無くなってしまうと、瓦の表面にコケやカビが生えたり、屋根材そのものがもろくなってヒビ・割れ・欠けなどを引き起こします。
その結果、屋根の1次防水としての役割を果たせなくなってしまいます。
そうならないためのメンテナンスが塗装です。
塗装により、失われた塗膜をよみがえらせることによって、瓦自体の耐久年数を維持することが出来ます。
劣化状態が酷くなり、瓦自体がもろくなってしまっていては塗装をしても意味がありません。
あくまでも塗膜は、表面を守るものであり、強度を上げるものではありませんので、その強度に影響するほどの劣化をしてしまう前に塗装をするのがベストタイミングです!
この「吸水性」がメンテナンスに大きな違いをもたらし、屋根材としての重要な違いです。
この吸水性がある屋根材に防水性を持たせるために必要なのが、塗装です。
塗装することで、屋根材に塗膜を作ることで防水性を持たせています。
塗料によって作られた塗膜は、日光や雨などを主な要因として経年劣化を起こします。
その結果、徐々に塗膜が薄くなり剥がれていくにつれて、屋根材の防水性が失われていきます。
防水性が無くなってしまうと、瓦の表面にコケやカビが生えたり、屋根材そのものがもろくなってヒビ・割れ・欠けなどを引き起こします。
その結果、屋根の1次防水としての役割を果たせなくなってしまいます。
そうならないためのメンテナンスが塗装です。
塗装により、失われた塗膜をよみがえらせることによって、瓦自体の耐久年数を維持することが出来ます。
劣化状態が酷くなり、瓦自体がもろくなってしまっていては塗装をしても意味がありません。
あくまでも塗膜は、表面を守るものであり、強度を上げるものではありませんので、その強度に影響するほどの劣化をしてしまう前に塗装をするのがベストタイミングです!
スレート屋根
スレート屋根の原料も、主成分はセメントです。
セメントに、繊維質を加えたものであり、開発当初は、アスベストが使用されていました。
しかし、アスベストは割れた際の粉塵が健康被害を起こす危険があり使用禁止となり、現在はパルプ繊維などの人工繊維を使用するのが主流となっています。
セメントに、繊維質を加えたものであり、開発当初は、アスベストが使用されていました。
しかし、アスベストは割れた際の粉塵が健康被害を起こす危険があり使用禁止となり、現在はパルプ繊維などの人工繊維を使用するのが主流となっています。
主成分がセメントですので、前述のセメント瓦同様防水性を持っていません。
そのため、塗装によって作られた塗膜が屋根材を守ってくれています。
大きくはセメント瓦と同じなのですが、大きく異なるのは、スレート屋根は、軽量で耐震性があることが大きなメリットであるのですが、軽量である理由は「薄型」であることです。
薄型であるため、日々の吸水と乾燥の繰り返しにより屋根材が反りやすく、その反りが原因でヒビ・割れ・欠けに繋がりやすいので、セメント瓦よりも注意が必要です。
また、その反りによって屋根に隙間もできやすくなりますので気を付けましょう。
セメント瓦同様、塗膜が劣化していくのに合わせ、徐々に屋根材の表面にコケやカビが生えてくることが、塗装タイミングを教えてくれていますので目安にして頂けたらと思います。
また、見た目の色がくすんできたな。と感じたときも、塗膜の劣化のはじまりのサインです。
そのため、塗装によって作られた塗膜が屋根材を守ってくれています。
大きくはセメント瓦と同じなのですが、大きく異なるのは、スレート屋根は、軽量で耐震性があることが大きなメリットであるのですが、軽量である理由は「薄型」であることです。
薄型であるため、日々の吸水と乾燥の繰り返しにより屋根材が反りやすく、その反りが原因でヒビ・割れ・欠けに繋がりやすいので、セメント瓦よりも注意が必要です。
また、その反りによって屋根に隙間もできやすくなりますので気を付けましょう。
セメント瓦同様、塗膜が劣化していくのに合わせ、徐々に屋根材の表面にコケやカビが生えてくることが、塗装タイミングを教えてくれていますので目安にして頂けたらと思います。
また、見た目の色がくすんできたな。と感じたときも、塗膜の劣化のはじまりのサインです。
金属屋根
金属屋根には、金属の種類によってさまざまなものがありますが、共通して吸水する心配はありません!
ですが、金属は「サビ」という危険があるため、塗膜が必要になってくる素材です。
以前は、金属屋根というとサビやすいトタン屋根を想像されがちでしたが、現在は、サビにくい配合で作られた屋根材なども増えています。
ですが、金属は「サビ」という危険があるため、塗膜が必要になってくる素材です。
以前は、金属屋根というとサビやすいトタン屋根を想像されがちでしたが、現在は、サビにくい配合で作られた屋根材なども増えています。
現在の金属屋根は、「ガルバリウム鋼板」でできたものが主流となりつつあり、昔ながらのトタンに比べサビにくい素材を使っています。
そして、その表面にもサビにくい層を作るなどの工夫をしているのですが、永久ではありません。
塗膜が劣化で剥がれることと同じ様に、飛来物などで傷がつくと、その部分からサビやすくなります。
セメント系の屋根材が割れてしまうのと同じように、金属屋根もサビが小さなうちに対応しておくことが長持ちさせるポイントです。
屋根の上にカビやコケが生えてきたり、色がくすんできたことに気付いた時が点検のタイミングだと思っていただけると良いかと思います。
そして、その表面にもサビにくい層を作るなどの工夫をしているのですが、永久ではありません。
塗膜が劣化で剥がれることと同じ様に、飛来物などで傷がつくと、その部分からサビやすくなります。
セメント系の屋根材が割れてしまうのと同じように、金属屋根もサビが小さなうちに対応しておくことが長持ちさせるポイントです。
屋根の上にカビやコケが生えてきたり、色がくすんできたことに気付いた時が点検のタイミングだと思っていただけると良いかと思います。
まとめ
今回は、屋根の1次防水である屋根材にについて、それぞれの素材別の特徴とメンテナンス方法についてみていきました。
瓦屋根がメンテナンス方法の違いがあることは、「知らなかった!」という方も多いかと思います。
屋根材の素材が何でできているかという点に着目することで、その違いをお分かりいただけたかと思います。
屋根は雨が降れば直接雨を受ける場所ですので、特に雨漏りの心配をする場所でもあり、防水が非常に重要です。
私たち、街の屋根やさん宮崎店では、屋根や外壁の状態を無料点検し、必要なメンテナンスのご提案をお見積書の作成をしております。
実際に不具合が気になっている方は、早めに点検してメンテナンスしていきましょう。
現時点で不具合がない場合も、コラム内で紹介したように、塗膜の劣化が感じられるようでしたら、屋根材を長持ちさせるためのメンテナンスの検討タイミングです。
おすまいのメンテナンスには、不具合を直すものと、長持ちさせるためのものとあります。
両方の観点から、定期的な点検を行うことを意識していただけたらと思います。