屋根に登る方法と登ってはいけない条件、準備方法、注意点を教えます!
屋根トラブルが発生した場合、どのように対処しますか?
大きな屋根トラブルならば業者に修理を依頼することが多いと考えられます。
しかし、小さな屋根トラブルや応急処置、雪かきなどはご自身で屋根に登ることもあるでしょう。
屋根に登る行為はプロでも危険を伴うことがあり、細心の注意と事前準備が必要です。
一歩間違えれば、命の危険に関わるほどの行為ということを覚えておいてください。
この記事では、屋根に登る方法や、登ってはいけない条件、準備方法、注意点について解説します。
なお、ご自宅の雨漏りが心配な方は「雨漏り対策で知っておきたいコツ」もご覧ください。
屋根の登り方は主に3つ
屋根の登り方は主に3つあります。
1.住宅に備え付けてあるハシゴを利用する
2.自前でハシゴを用意して上る
3.業者に足場の設置を依頼する
登り方のポイントと合わせて解説します。
住宅に備え付けてあるハシゴを利用する
住宅に備え付けてあるハシゴとは外壁に設置されている「屋根点検用ハシゴ」のことです。
わざわざハシゴをかけなくても屋根に登れるため、雪かきを頻繁におこなう地域の住宅に備え付けてあることが多いでしょう。
外壁に固定されているため、ひとりでも屋根に登ることが可能です。
わざわざハシゴをかけなくても屋根に登れるため、雪かきを頻繁におこなう地域の住宅に備え付けてあることが多いでしょう。
外壁に固定されているため、ひとりでも屋根に登ることが可能です。
自前でハシゴを用意して登る
住宅に備え付けのハシゴが設置されていない場合は、市販のハシゴを用意して登る方法があります。
ただし、ハシゴは左右の揺れに弱く転倒しやすいため誰かに必ず支えてもらう必要があります。
ただし、ハシゴは左右の揺れに弱く転倒しやすいため誰かに必ず支えてもらう必要があります。
業者に足場の設置を依頼する
業者に足場の設置をしてもらい、屋根に登る方法もあります。
3つの方法の中ではいちばん安全性に優れていますが、費用がかかることがデメリットです。
足場の設置のみを依頼するくらいなら、屋根修理も一緒に依頼した方が安心・安全です。
3つの方法の中ではいちばん安全性に優れていますが、費用がかかることがデメリットです。
足場の設置のみを依頼するくらいなら、屋根修理も一緒に依頼した方が安心・安全です。
屋根に登ってはいけない条件
ハシゴなどを利用すれば屋根に登ることができますが、屋根には「登ってはいけない条件」があります。
条件を無視して屋根に登る行為は非常に危険で、命を落とす原因にもなります。
条件を無視して屋根に登る行為は非常に危険で、命を落とす原因にもなります。
屋根の勾配が急
屋根の上は高所なだけではなく傾斜がついているため、足元が非常に不安定です。
また、瓦屋根のように表面がゴツゴツした足元では歩くのさえ困難でしょう。
屋根の勾配が急な場合は危険性がさらに増すため、絶対に登らないようにしましょう。
また、瓦屋根のように表面がゴツゴツした足元では歩くのさえ困難でしょう。
屋根の勾配が急な場合は危険性がさらに増すため、絶対に登らないようにしましょう。
雨や雪が降っている
屋根材は滑りやすい素材でできており、屋根が濡れると落下の危険があります。
天気予報を確認するなどして早めに対応するか、雨や雪が止んで屋根が乾いてから登るようにしましょう。
天気予報を確認するなどして早めに対応するか、雨や雪が止んで屋根が乾いてから登るようにしましょう。
風が強い
地上と違ってさえぎるものがほとんどない屋根の上は、風の感じ方が非常に大きいです。
足元が不安定な屋根の上で強風を受けると転落する恐れがあります。
風が強いときは絶対に屋根に登らないようにしましょう。
足元が不安定な屋根の上で強風を受けると転落する恐れがあります。
風が強いときは絶対に屋根に登らないようにしましょう。
屋根に登るのはこんなに危険!
厚生労働省「No more!墜落・転落災害@建設現場」によると、2018年、建設現場での死亡災害や事故で最も多かった理由は、墜落と転落だったとしています。
屋根を含めた高所での作業は、プロでも事故を起こすということがこの資料からわかります。
よって、素人が行う場合には、十分な準備が必要だといえるでしょう。
資料によると、建設現場では、2メートル以上の高所作業のケースには、足場や手すり、安全帯などの設置、労働者に対する特別な教育、安全に関する教育などを受けさせることを基本事項にしています。
素人が自力で2メートル以上の高所作業を行うのであれば、「屋根の登り方は主に3つ」の項で紹介した、業者に足場の設置依頼するようにしましょう。
しかし、危険を考慮すると、工事自体も業者に依頼し、自分ではやらないのが安全です。
屋根を含めた高所での作業は、プロでも事故を起こすということがこの資料からわかります。
よって、素人が行う場合には、十分な準備が必要だといえるでしょう。
資料によると、建設現場では、2メートル以上の高所作業のケースには、足場や手すり、安全帯などの設置、労働者に対する特別な教育、安全に関する教育などを受けさせることを基本事項にしています。
素人が自力で2メートル以上の高所作業を行うのであれば、「屋根の登り方は主に3つ」の項で紹介した、業者に足場の設置依頼するようにしましょう。
しかし、危険を考慮すると、工事自体も業者に依頼し、自分ではやらないのが安全です。
屋根に登るために必要な要素
屋根に登る際は、十分な事前準備が必要です。
以下では、どのような準備をおこなえばよいかを解説します。
屋根に登るために必要な道具
屋根に登るときは安全性を考えて下記の道具を用意しましょう。
ヘルメット
屋根専用作業靴
安全ベルト
ハシゴ
作業用グローブ
「ヘルメット」は、転倒や転落時に頭部を守る際に必要です。
「屋根専用作業靴」は、滑りにくい素材で作られている物を選びましょう。
「安全ベルト」は、ハシゴと雨樋を固定して転倒を防ぐ目的で使います。
「ハシゴ」は、品質と安全性の高い「JISマーク」や「SGマーク」の商品を利用しましょう。
「作業用グローブ」は、滑り止めやケガの防止に必須です。
屋根に登るために必要な人材
ハシゴは横揺れに弱く少しの振動でも転倒する恐れがあるため、下で支える人が必要です。
屋根に登るときは、絶対にひとりで登らないようにしましょう。
屋根に登るときは、絶対にひとりで登らないようにしましょう。
屋根に登る際の注意点
屋根に登る際は細心の注意が必要です。
以下の注意点を把握し、安全第一で屋根に登るようにしましょう。
以下の注意点を把握し、安全第一で屋根に登るようにしましょう。
ハシゴを立てる角度は75度
ハシゴの角度が75度以上だと後ろに倒れやすくなり、75度未満ではハシゴが滑りやすくなります。
ハシゴを立てる際は、必ず75度の角度を守るようにしましょう。
ハシゴを立てる際は、必ず75度の角度を守るようにしましょう。
ハシゴの先を固定する
ハシゴを登りきったときは、必ずハシゴの上端と雨樋を安全ベルトで固定します。
ハシゴは少しの振動でも転倒しやすいため注意が必要です。
ハシゴは少しの振動でも転倒しやすいため注意が必要です。
屋根から物を落とさないよう注意
屋根の下にはハシゴを支えてくれている人や通行人がいるため、上物を落とさないよう注意しましょう。
思わぬ事故の原因につながります。
思わぬ事故の原因につながります。
屋根の工事をしてくれる優良業者の特徴
屋根の上に登って行う補修や工事は、業者に任せるのがより安全です。
屋根の工事はどのような業者に依頼するといいのでしょうか?
ここでは、
・屋根修理の実績がある
・屋根修理に関する資格を持っている
・地元での評判がいい ・地域に事業所や会社がある
といった、優良業者の特徴を詳しく紹介します。
屋根の工事はどのような業者に依頼するといいのでしょうか?
ここでは、
・屋根修理の実績がある
・屋根修理に関する資格を持っている
・地元での評判がいい ・地域に事業所や会社がある
といった、優良業者の特徴を詳しく紹介します。
屋根修理の実績がある
屋根の補修や修理の依頼は、実績を持つ業者に依頼しましょう。
屋根が抱える問題はデリケートで、発生箇所を見つけるのにも時間がかかります。
屋根の問題や修理方法の知識、経験がない業者に頼んで見当違いな補修をされると、問題が解決されなかったり、症状が悪化したりする可能性があるのです。
屋根の修理を専門にしている業者や、地域の板金業者などに依頼してみましょう。
屋根が抱える問題はデリケートで、発生箇所を見つけるのにも時間がかかります。
屋根の問題や修理方法の知識、経験がない業者に頼んで見当違いな補修をされると、問題が解決されなかったり、症状が悪化したりする可能性があるのです。
屋根の修理を専門にしている業者や、地域の板金業者などに依頼してみましょう。
屋根修理に関する資格を持っている
屋根修理に関する資格を持っている業者に依頼すると、工事中のトラブルや手抜き工事などの予防になります。
屋根の修理や工事に関する主な資格には、
・塗装技能士
・建築板金
・かわらぶき技能士
などがあります。
資格の有無は、スキルを証明する以外に、仕事に対する熱意として評価することもできます。
屋根に関する工事を依頼する場合は、資格の有無も気にしてみましょう。
屋根の修理や工事に関する主な資格には、
・塗装技能士
・建築板金
・かわらぶき技能士
などがあります。
資格の有無は、スキルを証明する以外に、仕事に対する熱意として評価することもできます。
屋根に関する工事を依頼する場合は、資格の有無も気にしてみましょう。
地元での評判がいい
地元やお客様からいい評価をもらえている業者は、優良だといえます。
特に、地域に密着して長く営業している業者の場合、評判がよくなければ会社を続けることは難しいでしょう。
お客様からどのような評価をもらっているかは、施工後の感想がホームページ上に公開されていることがあるのでチェックしてみてください。
特に、地域に密着して長く営業している業者の場合、評判がよくなければ会社を続けることは難しいでしょう。
お客様からどのような評価をもらっているかは、施工後の感想がホームページ上に公開されていることがあるのでチェックしてみてください。
地域に事業所や会社がある
屋根工事は、事業所や本社が地域にある業者に依頼しましょう。
施工後の困りごとやアフターフォローは、早急に対応してもらいたい人が多いはずです。
もし地域に事業所や会社がないと、トラブルが起こったときすぐに対応してもらえない可能性があります。
また、地域に事業所や会社があってもなくても注意して欲しいのが、所在地が存在するかどうかという点です。
悪徳業者は、ホームページに所在地を書いていなかったり、書いてあっても実在しなかったりするケースがあります。
突然業者と連絡が取れなくなって、工事をすっぽかされる、お金を持って逃げられてしまうということも考えられるため、事業所や本社がある場所についても調べておきましょう。
施工後の困りごとやアフターフォローは、早急に対応してもらいたい人が多いはずです。
もし地域に事業所や会社がないと、トラブルが起こったときすぐに対応してもらえない可能性があります。
また、地域に事業所や会社があってもなくても注意して欲しいのが、所在地が存在するかどうかという点です。
悪徳業者は、ホームページに所在地を書いていなかったり、書いてあっても実在しなかったりするケースがあります。
突然業者と連絡が取れなくなって、工事をすっぽかされる、お金を持って逃げられてしまうということも考えられるため、事業所や本社がある場所についても調べておきましょう。
気をつけたい業者の特徴とは?
屋根工事を依頼するうえで気をつけたい、業者の特徴を紹介します。
屋根工事に限らずですが、訪問販売で突然やってくる業者には注意しましょう。
訪問販売をしてくる業者がすべて悪いというわけではありませんが、中には突然訪問したうえで不安を煽る言葉をかけ、契約を取り付けようとするケースもあります。
最近では「点検商法」という、突然訪問してきて無料で点検し、「すぐに工事しないと危険」と嘘をついたり、点検中にわざと傷をつけたりして修理をすすめてくる事案が増えているのです。
屋根のリフォームを考えていたところに訪問販売の営業を受けても、その場で契約するのは控えましょう。
まずは一度、信頼できる業者に点検をしてもらったり、相見積もりをしたりしてから依頼するのがおすすめです。
屋根工事に限らずですが、訪問販売で突然やってくる業者には注意しましょう。
訪問販売をしてくる業者がすべて悪いというわけではありませんが、中には突然訪問したうえで不安を煽る言葉をかけ、契約を取り付けようとするケースもあります。
最近では「点検商法」という、突然訪問してきて無料で点検し、「すぐに工事しないと危険」と嘘をついたり、点検中にわざと傷をつけたりして修理をすすめてくる事案が増えているのです。
屋根のリフォームを考えていたところに訪問販売の営業を受けても、その場で契約するのは控えましょう。
まずは一度、信頼できる業者に点検をしてもらったり、相見積もりをしたりしてから依頼するのがおすすめです。
まとめ:屋根に登るのは非常に危険!補修は業者に任せよう
屋根に登るのは非常に危険な行為です。
特に雨や雪が降っているときや風が強いときは転落事故が起きやすく、最悪の場合は命を落とすでしょう。
少しでも不安がある場合はご自身で屋根に登らず、業者に依頼するようにしましょう。
屋根のメンテナンスについて詳しく知りたい場合は
「屋根のメンテナンス時期の見分け方と必要な費用相場を専門家が解説」
もチェックしてみてください。