「素焼き瓦ってなに?」
「素焼瓦のメリットは?」
こんな疑問を持っている人は多いでしょう。
瓦を見た目だけで選んでしまうと、あとでデメリットを知って後悔することもあります。
失敗しないためには、瓦の知識が必要です。
この記事では、素焼き瓦について知っておくべき情報をまとめました。
具体的には下記の疑問を解消します。
素焼き瓦とは何かを知りたい
素焼き瓦のメリットとデメリットを知りたい
素焼き瓦を使う費用相場を知りたい
素焼き瓦の耐用年数を知りたい
素焼き瓦の性能を知り、自分に合っているかを見極めましょう。
粘土を固めてそのまま焼き上げた瓦です。
やさしい土の色合いが特徴で、屋根を明るい雰囲気にしてくれるでしょう。
他の瓦にはない色味で、おしゃれな屋根を演出できます。
夏場の屋根を涼しくする効果もあるでしょう。
主なメリットは以下の2つです。
複数色を混ぜて葺く「混ぜ葺き」が合う、数少ない瓦です。
素焼きのもつ色合いは、いくつかの色を組み合わせることで、ひと味違う雰囲気を作れます。
素焼き瓦は吸水性があり、湿気を吸ってくれます。
夏の雨上がりには、瓦が吸った水分が気化することで、打ち水のような効果が得られるでしょう。素焼きのデメリットとして、日当たりの悪い場所は瓦の表面にコケが生えやすくなります。
屋根の北側が特に発生しやすいでしょう。
冬場の気温がマイナスになる地域では、吸い込んだ水分が凍って膨張し、瓦が割れてしまう可能性もあります。
素焼瓦の耐用年数は約30~50年といわれています。
コケは生えやすいですが、耐久性は高いです。
素焼きの植木鉢をイメージすると、わかりやすいでしょう。
植木鉢は土を入れて花を植えても、劣化して朽ち果てることはほとんどありません。
屋根を洋風の明るい雰囲気にしたい人におすすめです。
素焼き瓦は洋風の建物向けに作られているものが多く、暖かみを感じられるデザインになっています。瓦は大きく分けて「釉薬瓦」と「無釉瓦」に分かれます。
「素焼き瓦」と「いぶし瓦」以外はすべて釉薬瓦です。
3つの違いは以下のようになります。
表面にガラス質のコーティングがされた瓦を指します。
撥水性があるので瓦の中では最も耐久性が高いです。
様々な色や形、種類があります。
素焼きした瓦を燻して作る瓦です。
瓦の内部まで銀色になっているのが特徴です。
粘土を固めて成型されたものを「素」のまま焼きあげた瓦です。
使った粘土によって瓦の色が変化します。
下記のリフォーム費用は切妻屋根を想定しています。
複雑な屋根の形状や、下地の傷み具合でも費用は変わってくるでしょう。
設計価格:1万円~/1平方メートル単価
部分補修:1万円〜/一式
葺き替えになると、瓦の処分費や撤去費用も含まれてきます。
部分補修に症状、面積によって変わります。
割れた瓦の交換程度であれば安くすむでしょう。
素焼きは「S形」といわれるものが多く使われています。
Sの語源は「スパニッシュ」、つまりスペインですね。
ヨーロッパなどで多く使われているデザインです。
素焼瓦の商品例には以下があります。
スペイン瓦を日本に合うよう改良した瓦です。
太陽光発電パネルにも対応しています。
設計価格は1平方メートルあたり12,300円からとなります。風で浮き上がらないように、瓦同士がガチっと手を取り合っているような仕組みの「防災瓦」です。
設計価格は1平方メートルあたり11,000円からとなります。素焼き瓦のデメリットである「コケ」が発生しにくい性質をもっています。
価格は非公開ですが、1平方メートル単価はおそらく12,000円からとなるでしょう。素焼瓦は、洋風の建物に使用することで土の色味が暖かくなります。
まるでヨーロッパのような雰囲気の住宅に仕上がるでしょう。
日本では沖縄の屋根でよく見かけます。
釉薬瓦に比べると、汚れがつきやすいですが、耐久性は問題ありません。
日本らしさとは少し違う、優しく穏やかな雰囲気の家にしたいのであれば、素焼き瓦を選ぶと良いでしょう。
屋根瓦のメンテナンスにかかる費用を知りたい場合は
「屋根瓦の修理費用を症状別にチェック!安くするコツも紹介します!」
を確認してみてください。
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