「アスファルトシングルとスレートってどう違うの?」
「私の家に合ってるのはどっち?」
アスファルトシングルとスレートは、見た目も似ていることから違いを把握しづらい屋根材です。
この記事では以下の内容を解説し、アスファルトシングルとスレートについて説明します。
上記を把握することで、どちらがあなたに合っているのか判断できるでしょう。
アスファルトシングル | スレート | |
耐用年数 | 10〜30年 | 20〜30年 |
重量 | 約10kg/平方メートル | 約20kg/平方メートル |
費用 | 7,000〜9,000円/平方メートル | 5,000〜7,000円/平方メートル |
メリット | 軽い(耐震性が高い) 割れにくい、錆びない 防音性能が高い | 価格が安い 施工できる業者が多い |
デメリット | 風に飛ばされやすい 表面の小石が落ちやすい 表面に苔が生えやすい | 割れやすい 色あせやすい 防音性能が低い |
見た目では違いが分かりにくいアスファルトシングルとスレートですが、上記のように特徴は異なっています。
次から、それぞれの屋根材ついてさらに詳しく解説します。
アスファルトシングルは、ガラスの繊維をアスファルトでコーティングして表面に小石を貼り付けた屋根材です。
元々は北米で開発された素材で、シート状で加工しやすいことなどから日本でも人気を増しています。
瓦の4分の1、スレートの2分の1と非常に軽いため、家への負担も小さく耐震性が高いことが大きなメリットです。
柔らかい素材なので割れる心配も少なく、金属を含まないため錆びることもありません。
空気層はほぼありませんが、表面の石粒のおかげで防音性能はスレートよりも高いと言えます。
軽い素材は耐震性が高い反面、飛ばされやすいことは否めません。
強風でめくれることもあり注意が必要です。
表面の小石も落ちてきやすく、劣化を早める原因にもなります。
さらに、湿気に弱いため苔やカビも生えやすいです。
軽くて耐震性能が高いアスファルトシングルは、地震が多い日本の家に適した屋根材と言えます。
シート状で加工が容易なため、屋根の形に合わせて施工したい場合にも合っています。
しかし、山間部など強風が吹きやすいところに住んでいる方は注意が必要でしょう。
スレートは石やセメントを薄い板状に加工した屋根材で、コロニアルとも言われます。
天然石から作られる天然スレートとセメントから作られる化粧スレートがあります。
価格が安いこと・重量が軽いことから、日本では化粧スレートが主流です。
スレートはアスファルトシングルと比べて、平方メートルあたり2,000円ほど安いことが特長です。
床面積が30坪(約100平方メートル)の家であれば、総額で20万円ほど初期費用を安く抑えられます。
かなり広く普及しているため施工できる業者も多く、妥協せずに選ぶことができます。
硬く薄い屋根材なので、割れやすいことが大きなデメリットでしょう。
色落ちもしやすく、塗装のし直しなどのメンテナンス周期がアスファルトシングルと比べて短い傾向にあります。
防音性能の低さも気になる点です。
アスファルトシングルより価格が安いため、初期費用を抑えたい人には適しています。
また、重量もかなり軽い部類の屋根材です。
耐震性を重視したいけれど立地を考えるとアスファルトシングルは使いたくない、という人にも合っているでしょう。
アスファルトシングルとスレートは、どちらも安価・軽量な屋根材の代表格です。
しかしそれぞれメリット・デメリットは異なります。
住環境や自分のニーズも踏まえ、適切に選びましょう。
他の屋根材と比較したい場合は「屋根材の特徴や価格などを徹底比較!悩まず張り替えしよう」もチェックしてみましょう。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん宮崎店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.