山型の切妻屋根(きりづまやね)で、雨どいがついていない側面の斜辺を「破風」と呼びます。
破風に取り付けるのが「破風板」で、破風板には屋根を守る役目があります。
この記事では、破風板の役割や特徴とあわせてメンテナンス方法と、工事でかかる費用をご紹介します。
破風板には4つの役割があります。
上記4つの役割について以下で解説します。
屋根は吹き下ろす風には強いのですが、吹き上げる風には弱い構造になっています。
破風板があることで下から吹き上げる風を分散させ、屋根が吹き飛ばされるのを防ぎます。
破風板は、台風や強風時の横から吹きつける雨を防ぎます。
破風板がなければ強風によって雨が内部に入り込んで雨漏りを引き起こすでしょう。
屋根は、垂木(たるき)や軒桁(のきげた)と呼ばれるたくさんの木材で支えられています。
屋根に部材には重要な役割があるのですが、むき出しのままでは見栄えがよくありません。
破風板で垂木や軒桁を隠すことで、外観を損なわずにデザイン性を向上させることができます。
破風板は防火性の高い素材が使用されているため、火事の際に燃え広がる範囲を小さくする役割があります。
非常時にも役立つ屋根材なのです。
破風板のメンテナンス方法は3つあります。
上記3つのメンテナンスの詳細と費用を以下で解説します。
素材を問わず、どんな破風板にもおこなえるメンテナンスが「塗装」です。
破風板を塗装することで防水性と耐久性を向上させることができます。
費用相場は2,000円/1平方メートルです。
破風板の補修でもっとも多いのは、ガルバリウム鋼板などの板金で既存の破風板を覆ってしまう方法です。
耐久性と防火性は塗装より高くなります。
費用相場は4,000円/1平方メートルです。
既存の破風板の劣化や損傷が激しい場合は、新しい破風板と取り替えます。
耐久性・防水性・防火性・デザイン性において、もっとも優れたメンテナンス方法です。
費用相場は6,000円/1平方メートルです。
メンテナンス方法の特徴と費用を以下に一覧表でまとめました。
破風板に使用する材料は主に3種類あります。
上記3つの材料の特徴を以下で解説します。
木材の破風板は築20年以上の住宅に多く利用されています。
防火性が低いことから現在は使用することが少ないでしょう。
木材は劣化が早いため塗装による保護が必須となります。
現在普及しているのが金属材の破風板です。
ガルバリウム鋼板の破風板ならメンテナンスがほとんどいりませんが、トタン製の破風板だと塗装を定期的にして耐久性を向上させる必要があります。
破風板の素材を新たに考える場合は金属材を選べば大きな問題はないでしょう。
窯業とは、粘土や石灰を高熱処理してガラスや瓦などの陶器状にすることです。
窯業材の破風板は耐久性と防火性に優れているため、新築の住宅に使用されることが増えています。
雨風と火から屋根を守る破風板のメンテナンスを定期的におこなうことで、家の寿命を延ばすことに繋がります。
メンテナンスをしないと破風板の寿命は縮んでしまうため、信頼できる業者に工事を依頼しましょう。
宮崎や鹿児島で業者を選ぶなら「街の屋根やさん宮崎店」がおすすめです。
宮崎県でNO.1の実績がある業者ですので、間違いのない工事をしてくれるでしょう。
このほか、「屋根のメンテナンス時期の見分け方と必要な費用相場を専門家が解説」では破風を含めたメンテナンスの詳細を解説しています。
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