「寺の屋根ってどんな形があるんだろう?」
「寺の屋根の構造を知りたい」
こういった疑問を持ってはいませんか?
この記事では、寺の屋根の特徴や形状、疑問点などを詳しく解説します。
神社と寺の屋根の違いや、使われている素材について疑問点を解消していきましょう。
なお、雨漏りが心配な方は「雨漏り対策で知っておきたいコツ」もご覧ください。
寺の屋根には数多くの部位がありますが、名称を知っている人は少ないでしょう。
以下では、寺の屋根における名称を詳しく紹介します。
寺の屋根の最上部に取り付けられていることが多い飾りです。
屋根の最上部にある棟(むね)部分にあることから棟飾りとも呼ばれます。
屋根の最上部にある、ロープを通すための金具です。
寺の屋根のメンテナンスをする際に利用します。
目立ちやすい場所にあるため、屋根のデザイン性を考えて目立たないような色になっている
ケースが多いです。
魔除けや厄除けといった宗教的要素があり、和風建築に見られる飾りです。
棟の両端部をまとめる部材でもあります。
屋根先端部の劣化を防ぐ部材です。
現在では装飾性も重視されるようになりました。
屋根の最も高い部位に設置される部材です。
紋章や丸環を設置する場所でもあります。
屋根材同士が谷のように接する部分をさします。
水が溜まりやすく雨漏りが起こりやすい部位でもあります。
角部分の瓦の上に設置する特殊な瓦です。
雨漏り防止効果のほか、動植物をかたどった彫刻をのせる場合があります。
主に銅で作られる風鈴の装飾です。仏教の建造物に多く見られます。
屋根先端から突き出た部分をさします。
寺の屋根では、軒先が反り上がる構造が多く見られます。
以下では、寺の屋根に使われている素材や、形状について紹介します。
寺では入母屋屋根という形の屋根が多いです。
入母屋屋根とは、屋根の上部分が切妻(きりづま)屋根、下部分が寄棟(よせむね)
屋根の構造となっている屋根です。
日本では伝統的な屋根の形状で、格式高い建造物で利用されることがあります。
⚪︎ 切妻屋根……横から見ると三角形に見える、頂点から2方向に傾斜がある屋根
⚪︎ 寄棟屋根……屋根の頂上部から4方向に傾斜がある屋根
寺の屋根で使う素材は瓦が多いです。
理由は、寺が中国由来の建築物だからです。
瓦は、飛鳥時代に中国から寺院建築とともに伝わったと考えられています。
このため寺は瓦を使うことが多いのです。
他にも、寺では銅板屋根を使うケースもあります。
銅板屋根は瓦と同じく劣化しにくい素材のため長い歴史を誇る寺の屋根として
利用されてきました。
寺の屋根は軒先が反り返っている構造が多いです。
軒先が反り返っているのは、雨漏り対策とデザイン性を重視した結果です。
寺の屋根は、上部を急にして下部をゆるい勾配にする入母屋屋根が多いです。
反り返っているのは、デザイン性を重視したのだと考えられています。
ただ、軒先が反り返っていると雨が下に流れにくく、雨漏りの危険性が高まります。
このため、寺の屋根は上部の勾配を急にして雨が一気に流れやすくしているのです。
神社と寺の屋根の違いは、素材と形状です。
神社では茅(かや)や檜(ひわだ)といった材料を使った切妻屋根の形状が多いです。
一方で、寺は瓦や銅板屋根を使った入母屋屋根が主流です。
寺の屋根に使われる材料は瓦や銅板が多いです。
また、形状は上部が急で下部が反り返っている入母屋屋根が主流となっています。
寺の屋根には1,000年を超える歴史があり、中国と日本の文化や建築様式を取り入れてきました。
現在ではチタン製の屋根を使った寺も登場しており、
歴史とともに素材や形は変わっっていくことでしょう。
興味がある人は、寺の成り立ちや神社の屋根についても調べてみてください。
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