快適な暮らしのために必要な建材のひとつが「屋根の樋(とい)」です。
どの建物にも設置してある部位ですが、特徴や役割を知らない人は多いのではないでしょうか。
この記事では、屋根における樋の特徴や役割、種類、補修費用について解説します。
自宅の樋を補修する際の参考にしてください。
樋の最大の役割は「雨水から建物を守る」ことです。
樋は、屋根に降った雨水を受け止めて排水設備に流し込みます。
雨水が外壁や土台が直接ふれないため建物が腐食しにくく、耐久性を高める役割があります。
屋根の樋が外れたり割れたりしたままでは、建物に悪影響を及ぼす危険性があります。
以下では、樋の補修費用と工期の目安を解説します。
樋の補修は、破損・劣化状態によって「部分的な補修」で良い場合と「全体的な補修」が
必要な場合があります。
樋の補修は工期が短いことが特徴で、全体的な補修でも1~2日で終えることが可能です。
樋は、素材や形状で種類が分類されます。
素材と形状別にどのような違いがあるのかを解説します。
代表的な樋の素材と特徴を3つ紹介します。
素材によって特徴は異なるため、求める内容で樋の種類を選ぶことが可能です。
塩化ビニル樹脂の樋は、軽くて組み立てが簡単なため、一般住宅で多く使用されていることが特徴です。
価格が安いため、コストを抑えて補修したい人におすすめです。
ガルバリウム鋼板は、金属素材の樋の中でもっとも多く使用されています。
サビに強く他素材よりも価格が安いことが特徴です。
耐久性を求めつつもコストを抑えたい人におすすめです。
寺や神社などに使用されることが多い銅の樋は、意匠性(いしょうせい)と耐久性が高いことが特徴です。
歴史ある日本家屋にも違和感なく使用できますが、価格は非常に高いです。
樋にはさまざまな形状があり、地域や気候によって適する形状が異なります。
半円形は樋の中で一般的な形状です。
築20年以上の住宅のほとんどに使用されていることが特徴といえるでしょう。
価格が安いため、コストを抑えて補修したい人におすすめです。
角型は雨水を多く受け止められるため、降水量が多い地域で使用されることが特徴です。
台風やゲリラ豪雨などの被害を受けやすい地域に住んでいる人におすすめです。
特殊型は複雑な形状のため、価格が非常に高いです。
雪が滑り落ちる形状になっており、北海道や東北など雪国に住んでいる人におすすめです。
屋根の樋の補修費用を安くする裏技は、火災保険を利用することです。
ただし火災保険を適用するには、保険会社と鑑定会社の調査・審査が必要です。
風災・水災・雪災などの自然災害で樋が破損した場合、条件を満たしていれば保険適用となります。
· 台風や大雨の影響で樋が破損した
· 強風の影響で樋が外れた
· 大雪の影響で樋が歪んだ
破損の被害例としては上記があげられます。
リフォーム会社の見積り金額と保険金によって補償金額は異なります。
受け取れる保険金が50万円のケースを例にしてみましょう。
火災保険の適用条件や補償金額は、状況や補償内容により異なります。
まずは保険会社に申請し、火災保険が適用されるか確認しましょう。
屋根の樋の破損は、経年劣化だけではなく自然災害が原因で起こることもあります。
火災保険が適用されれば樋の補修費用を安くできるため、
自然災害で樋が破損した場合は保険会社に申請することを覚えておきましょう。
火災保険を利用する場合は、適用実績が豊富な工事業者を選ぶとスムーズに補修が進みます。
宮崎県周辺で樋の補修をするなら「街の屋根やさん宮崎店」に相談してみましょう。
屋根メンテナンスの方法や時期を知りたい人は
「屋根のメンテナンス時期の見分け方と必要な費用相場を専門家が解説」
をご覧ください。
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