「油性塗料の乾燥時間ってどのくらい?」
「乾燥時間を守らないと何が起こるの?」
こういった疑問を持ってはいませんか。
この記事では、油性塗料の乾燥時間や、乾燥を待たずに塗装すると起こる問題を紹介します。
記事を読めば、油性塗料の乾燥時間を知って、業者が守っているかチェックできるようになるでしょう。
以下では、油性塗料の特徴や、乾燥時間を一覧で紹介します。
詳しくチェックしてみましょう。
油性塗料とは、シンナーといった溶剤を使用した塗料のことです。
溶剤を含むことで耐久性を高める樹脂成分を塗布でき、塗膜が強いので耐摩耗性に富んだ劣化しにくい塗装ができます。
密着性が高いので水性塗料では剥がれやすいとされる金属部分にも塗装ができるなど、さまざまなメリットがあります。
一方で、扱いづらさや注意点の多い塗料とも言われるので使用の際は性質を理解して利用しましょう。
油性塗料の乾燥時間の違いは、種類によって乾燥時間には差があるのでしょうか?
日本ペイント株式会社の塗料で比較してみましょう。
塗料の商品名 | 乾燥時間(23度) | 塗料の種類 |
ハナコレクション300UVファイン (上塗り) | 3時間以上 | シリコン |
ニッペ低汚染形ファインウレタンU100 (上塗り) | 2時間以上 | ウレタン |
デュフロン4FⅡフレッシュ(中塗り) | 3時間以上 | フッ素 |
デュフロン4FⅡスーパーフレッシュ (中塗り) | 3時間以上 | フッ素 |
ウレタンの塗料だけ乾燥時間は2時間でしたが他はすべて3時間以上かかります。
上記以外の塗料も3時間以上の商品が多く、油性塗料の乾燥時間は基本的に大きく変わりません。
油性塗料の乾燥時間に影響を与える要素は以下の3つです。
詳しく確認してみましょう。
水性塗料と同様に、油性塗料は季節や温度によって乾燥時間が変わります。
気温が5℃を下回るか、湿度が85%を超える場合などは乾燥が遅くなるでしょう。
急ぎでないのであればカラっと晴れた暖かい日に塗装するようにしましょう。
油性塗料を使用する際は養生が必須ですが、仕上がりのためにも雨の日に塗装するのは避けた方がよいです。
また、油性塗料は溶剤が揮発して硬化しますので、風とおしは良くしておきましょう。
厚塗りをしてしまうと、表面が乾燥しているのに内部が乾かないといった問題が起きてしまいます。厚塗りした内部の塗料が1週間経っても乾燥しないケースもあるでしょう。
1回での厚塗りは絶対にせず、時間はかかりますが塗りを2回以上は行うようにしてください。
油性塗料の乾燥時間を守らない場合、以下の問題が起こります。
具体的に解説していきましょう。
乾燥時間を守らずに重ね塗りをしてしまうと、塗料本来の性能を発揮できないどころか、塗膜の剥がれにつながります。
乾いていない内部の溶剤が揮発して体積が減り、それに引っ張られて表面が縮むことでひび割れを起こすおそれもあるでしょう。
作業が終了して養生が取れたら、塗装が乾いたものと思ってさわってしまうかもしれません。
しかし、工事が完了したとしても塗膜の乾燥が完了しているとは限りません。
せっかく費用と時間をかけて塗装したのに、乾いてないために衣服に付着してしまったら台無しです。
念のため、塗装をして2週間は塗った場所にさわらないことをおすすめします。
油性塗料で塗装を行う際は、どのような注意点がある塗料を使用するのか、乾燥期間はしっかり確保できているのかを、事前に確認するようにしましょう。
油性塗料の使用を業者に任せてしまう際も、丸投げはせず、詳細を確認しておくことが大切です。
「塗装の剥離が起こる原因とは?補修方法も合わせて解説!」では塗料の乾燥不足でも起こる塗膜剥離の説明をしています。
気になる人は読んでみましょう。
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