2023.06.08
宮崎市生目台にてセメント瓦から一閃(ガルバリウム鋼板)への葺き替えを行った様子をご紹介いたします。セメント瓦は、その名の通りセメントを原料として作られた瓦ですので、そのままですと水分を吸収する素材です。そのため、表面を塗装することで塗膜を作り、防水機能を持たせています。塗膜が剥が…
新しい下葺き材を張っていきます。今回使用した下葺き材は、七王工業さんのモラサンシリーズのモラサンEという改質アスファルトルーフィングです。耐久性、経済性共に期待値を充分に満たした標準グレードのルーフィングになります。お屋根の状況などでこちら側がハイグレードな物が必要と判断した場合か、お客様から特段の要望がない限りは弊社ではこちらを使用しております。
下葺き材が張り終わったらいよいよ屋根材を取り付けていきます。一閃は横葺きの鋼板屋根材ですので軒先から上へ登っていく順に葺いていきます。その点はコロニアルなどの化粧スレートとほとんど同じ流れになります。コロニアルとの違いの一つとしては、一閃は薄いガルバニウム板金なので軽いですが、独自の空気層を作り出す為に葺いた時に厚みが出来る構造なので重厚感があります。その空気層は屋内の保温や除湿効果も期待できます。表面の天然石チップも相まってまるで石材が葺いてある様にさえ見えます。更に天然石チップは鋼板屋根のデメリットの一つである雨音も部屋の中ではほとんど聞こえないほど消してくれます。
平場の屋根材が葺き終わったら棟を施工していきます。棟の施工法や形状もコロニアルとよく似ていますが少し違います。一閃の専用棟はまずスペーサーと呼ばれる下地を取り付けます。隙間から雨水が入らないようにスポンジ付のシーラーもビスが刺さる位置に取付けておきます。左の写真の黒い紐のようなものがシーラーです。
専用下地を取り付けたら石付の専用棟包を下から上へ取り付けていきます。全てではありませんが基本屋根の施工は下(水下)から上(水上)になります。
棟が取りついたら擦れて無くなった石のある箇所やビスの頭などを専用の補修キットで直したら完了です。街の屋根やさんご紹介
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